エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

ありがとう夕張支線・・・再訪

2019年03月22日 | 山へ行かない日
ganさんと行く、乗り鉄ならぬ飲み鉄の旅・・・
再訪・・ありがとう夕張支線の旅

【3/21 (祝木)】
★ 突然のメールから途中参加・・・
ganさんから突然のメールで今日のスケジュールも突然変わった・・・。
「今、列車の中です」「10:00~11:00まで追分駅の待合室で呑んでます。」
「良かったら来ませんか?」という内容だった・・・。
最初は何のことか分からなかったが、自称・乗り鉄でもあるganさんのこと「夕張」
に行くんだなとすぐに想像出来た。

JR石勝線、新夕張~夕張間の夕張支線は3月31日をもって廃線となる。
これを惜しむ鉄道ファンを始め多くのマニアたちで連日賑わう夕張支線の臨時列車だ。
私たち夫婦もつい先日(3/18)に出掛け久々に乗車して来たばかりだった。この時も
平日にも関わらず、各臨時列車はほぼ満員状態・・・廃線が決まった皮肉な光景である。

さて、メールの返事をどうしようか?
・・・って、決めるのにそれほど時間は必要なかった。「行って来るよ」で決まり。
一行の面々の名前を聞くと全員HYMLの重鎮たち?つまりオヤジ集団だった・・。
この面々からのお誘いを断るなど小心者の私には出来なかったのである・・・(笑)

余談はともかく、間もなく10:00だったので車で駅まで行く事にした。



乗り継ぎのため追分駅で下車したganさん一行・・・


待合室の一角を占領し、呑み鉄の乗り継ぎタイムが始まる・・・

★ 乗り鉄のこだわり・・・
1両編成の岩見沢発苫小牧行き普通列車が追分に到着する。
ganさん一行が乗っている列車なのだが、調べて見ると千歳経由の列車なら乗り継ぎが
非常に悪いと分かった。岩見沢経由でも追分で下車してから石勝線に乗り換えるまで
約1時間もあり
「呑み鉄」一行なら序盤の宴会は付き物だった。

聞くと、一行の行動は早く札幌発6:08然別行きから始まっていた。小樽まで行って
折り返し、再び札幌から岩見沢行きの普通列車に乗ったのだと言う。その間も車中での
小宴会が始まり、ずっと呑みっ放しだと言うから言葉を失う・・・。


とは言うものの、追分から加わった私。
待合室の一角を占領し新聞紙を床に敷いて乗り継ぎの宴会が始まるとまだ10時なのに
ついコップを手にグイッと飲んでいるのだから、人の事は言えない・・・。



新夕張行きの普通列車、発車前に撮ったganさん呑み鉄の一行に加わった私・・・


ほぼ満員の車内でも止まらぬ呑み鉄と談笑・・・

★ 乗り継ぎの利用方・・・
JR北海道は先日の3/16にダイヤ改正をしている。
3/31で廃線となる夕張支線の列車ダイヤは、すべて臨時便となり一日8往復に
増便されている。
しかし、石勝線からの乗り継ぎが非常に悪く特に「青春18きっぷ」を利用して来
る普通列車限定の客にとっては、待ち時間が多くなってしまった。
(下のダイヤを参照下さい)


岩見沢発 09:03発 苫小牧行き普通列車
追 分着 09:49 

<乗り継ぎ>
追 分発 11;20 新夕張行き普通列車
新夕張着 11:56

<乗り継ぎ>
新夕張発 13:05 夕張行き臨時列車
夕 張着 13:34

<復路>
夕 張発 17:50 新夕張行き臨時列車
新夕張着 18:15

<乗り継ぎ>
新夕張発 18:35 千歳行き普通列車
追 分着 19:02


しかし、ganさん一行は承知の上で乗り鉄を楽しんでいる。
列車の中でも、乗り継ぎの駅でも酒とビールとつまみがあれば楽しいのだ!
そんな一行のメンバーたちと一日お付き合いをさせて頂いた。



新夕張駅発夕張行きの臨時列車「ありがとう夕張支線号」に乗り込んだ・・・


朝からずっと呑みっ放し、声が次第に大きくなり乗務員に注意された場面も・・・

★ 老舗「吉野家」のカレーそば・・・
夕張支線の臨時列車は、ほぼ満員だと言うのにしっかり座席を確保し走り出すと
コップに酒が注がれる風景だ。廃線を惜しみながら車窓からの景色を楽しむオヤジ
たちの姿はどこにもない。流石のオヤジたちも少々酔い気味となり発する声が大き
くなって歯止めが利かない。新夕張を出発して早々・・・乗務員から注意される。

周りの客に迷惑を掛けてはいけない。
節度を持って酒を楽しみ、景色を見ながら廃線を惜しもう・・・が、理想なのだが
「まぁ~良いじゃないか」と空気を読めないオヤジ集団も旅のいちページだと勝手
に正当化しよう。

終着、夕張では約4時間の遊び時間があった。
それは、札幌まで帰る事を考えると早い列車に乗っても乗り継ぎが無く4時間後の
列車が一番乗り継ぎが便利な時間帯だったのだ。

酔いを冷ます目的もあったかも知れないが、夕張では駅から離れて街の散策に出た。
夕張市本町付近を散策すると、映画の街夕張を象徴するように懐かしい映画の看板
があちこちの建物の壁に貼られていた。
本町なのに街を歩く人の姿は私たちだけ・・・寂し過ぎる中心街もふと目に留まっ
たのは、老舗のそば屋「吉野家」である。

ちょっと小腹が空いた?と寄る事にした。



夕張市内の老舗「吉野家」で食べた「カレーそば」と「もりそば」は絶品でした!





★ 締めは温泉・・・
絶品のカレーそばは旨かった。
水代わりに飲んだ酒も旨かった・・・。
閉店間際に店を出て、次に向かったのは温泉だ。
夕張駅に隣接するホテルマウントレースイの「レースイの湯」たっぷりと2時間
汗と酒を洗い流す・・・。


★ いいね・・・
温泉ですっかり酒を洗い流したはずなのに、燃料切れと称して酒の買い出しに
走ったのはganさんだった。
僅か20分ほどの乗り継ぎなのに雨降る中、街のコンビニまで・・・。
発車間際に戻って来てなんとか間に合い列車に乗り込む。
一両編成の千歳行き、車中はやっぱり混んでいた。席もバラバラだが買って来た
酒を回し飲みしながら最後の呑み鉄を楽しんだ。

そして、追分着19:02。
妻チーヤンがホームまで迎えに来て皆さんとご挨拶・・・

今日は、急きょのお誘いも一日楽しい時間を過ごす事が出来た。
大人の乗り鉄ならぬ呑み鉄もたまには「いいね」と満足してganさん一行を見送った。

さて、写真に写っていた唯一の女性は誰だったのか?

それは、内緒・・・

ganさん、今日はありがとうございました・・・。