vision quest4本足の同胞達…
儀式の時ジワジワと近づく真夜中の猛獣の凄まじい叫び声にとうとう囲まれていた…
恐怖、断食の渇きで意識がもうろうとしてくるHanbleca(vision quest)の結界の中、自分を護るのは 人間中心のエゴやマインドの祈りを超えた 、真理と繋がり体現する魂、根源からの祈り…衰弱し渇ききった頬に、熱い涙が血の様に流れ深い記憶や感情が魂から溢れた極限状態を超え タガが外れた風に揺れる木の葉から 前年に旅立ったシャーマンが現れた翼を拡げ死、再生、渦巻くメディスンホィールのすべてを見渡せた美しいグレートスピリッツの大いなる愛に命を預け無になり祈っていた。生きてるのか 死んでいるのか もう重要ではなかった静かなる偉大なパワーが こみ上げてきたそして 悟りの その先には 母なる地球の祈りからの聖なるギフトが待っていた。
人里離れたアリゾナの真夜中の山頂、ウルフ、ベア、マウンテンライオンの恐ろしく凄まじい叫び声が今では 何故かとても懐かしく、とても愛おしい
儀式の間、彼らの声に囲まれていると 変性意識状態になり魂そのものの感情とつながり会話が出来るようになっていた
彼らは 母なる地球のメッセージを運ぶ 遣いであり
同じ この星に生かされている愛しき同胞であった
私達は 彼らや彼らの仲間や親戚を 食べさせて貰って 生きながらせていただいている
いつしか 私達も 様々な何かをこの大地に捧げてゆく、
形は消え、形を超えた真の意味だけを残して…
月の光がすべての命を優しく見護り、命の本来の姿を照らし…
真理の美しいシルエットを 丸く映し出していた。
時や場所が変わっても、何も変わらない
共に 正しい道を歩まなければならない
母なる地球と 我ら 同胞達7世代に繋がる子供達の為にも
宇宙からの重要な調和の光を繋ぐ聖なる真のサンダンスの祈りが 待っていた。
