猫の冬物を一掃した後、すぐにその場を使ってもらえると、なんだかすごく嬉しい。
タンスの上の座椅子ベッドから毛布をはがしてやったら、さっそくそこで昼寝をしていた。
下に置いている座椅子も、ひざ掛け毛布をどけてやったら、まったりとくつろぐ姿を発見。
気持ちがいいでしょう？
よくもそんなに真二つに折れ曲がるものだ。 却って疲れそう……。
とてもおんなのコの座る格好とはいえないけれど……。
どうやら臭かったにちがいない。
その後放っておいたら、ごそごそ)))))という音が聞こえてきた。
音だけで、どこで何をしているかすぐわかるのが、親。
クロネコ宅急便号の段ボールの中で、ひとり遊びをしているフリをして、私を誘っているのだ。
遊んであげますよ。
襲われるのが好きなのだ。
軍手の中に手を半分だけ入れて、余った５本の指先をピラピラさせると…どうやらこわいらしく、この遊びが大好き。
あ、親指の爪を切らなくちゃ！
ジャスミンは、興奮して部屋の中を走り回る。
バッビュ～ン)))))
ドドド))))) そして突然遊びは中止。
玄関先に置いてやったアルミ板でクールダウンをしている。
ね、ジャッスミン、それ、いいでしょ？
思った通りとほくそ笑む私と、恩着せがましいと、ややうんざりな猫。
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