先日、知り合いから、ちょっとしたサプライズがあるから来ない？と呼び出された。
何だろうね～と、一緒に呼び出されたもう一人の友人と推測ゲームを始めた。
これはきっと、年代はバラバラなものの、共通に知っている誰かに会えるに違いないという結論になった。
当の謎かけ本人も、そこで含み笑いをしている。
向かった先は、謎かけ本人の家の近く、住宅街にある庭付き一軒のお蕎麦屋さん。
夜、小さな灯りが灯っているから何かのお店屋さんと気づくが、うっかりすると通り過ぎてしまう佇まい。
お洒落じゃないか！
扉を開けると、「いらっしゃいませ～♪」という明るい声と、はじけそうな笑顔で迎えてくれたのは、
「キャ～☆♪ ＨＯ～ちゃ～ん！」
３０年前のままのカノジョが、そこに居た！
その店は、カノジョの息子が、修行の後、若くして一人で店をやっているのだ。
カノジョ自身は、ご主人の会社の仕事もしているので、その店でたまに手伝いをしているとのこと。
知り合いが偶然にその店に入り、感動の再会をし、その感激をお裾分けをしてくれたのだ。
カノジョ、どっからどう見ても、若いッ！
息子とは、親子というより、へたすれば夫婦でやっている店にみえる。
隣のテーブルの見ず知らずの女性たちも、「ひぇ～？！親子？！」とたまげていた。
話が変わって。
高校のクラス会で、数十年ぶりに初めて出席した男子がいた。
カレが店に登場した途端「え～？！」という声と同時に大笑い。
恒例の近況報告の、カレの番。
「いやぁ参っちゃったよ。こないだお袋に付き添って銀行に行ったんだけどさぁ、ソファに座ってお袋の用事が済むの
待ってたんだよ。
そしたら、カウンターの人が『おばぁちゃん、振込みして問題ないですか？』って聞いてんだよ。
そしてチラッって俺のほう見て、『あ、旦那さんがご一緒なんですね。』って。俺、お袋のツレアイにされちゃったよぉ～。」
カレは、高校時代と同じ声、同じ喋り方、ひょうきんな人気者のまんまだ。
懐かしい！
ただ、サザエさん通りで１本の毛がむしり取られたナミヘイさんのように、頭部が変わってしまっていた。
いいなぁ、登場するだけで笑いがとれるなんて…カレらしい。
人間の外見の変化は人それぞれ。 気をつけようっと。気をつけようがないけれど…。
ね、ジャスミン？
ジャスミンちゃんの話じゃないし…
ごめんなさい！
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