ルーム・ストラト~音楽と私~

タイトル通り、筆者が好きな音楽の事を中心に自分勝手に書きます。

名盤紹介Vol.2

2010-01-13 11:18:14 | 日記
おはようございますm(__)m
今回はブルースです。

その中でも私のお気に入りとなっている、ライトニン・ホプキンス(Lightnin' Hopkins)のモージョ・ハンド(MOJO HAND)を紹介します。



いやー、戦後弾き語り系ではジョン・リー・フッカーと並ぶ有名な人なんですが、この人程『ブルース』という言葉が似合う人はいないでしょう。


一言で言えば、

“黒い”

でしょうね。


もうギターから声から全てが下品でドロドロのブルースです。ダーティという表現も合うかも知れません。
だからこそ、頭で考える前に直接的に心に届くんでしょうか。まぁ、今回はレビューなんで多少の分析も入りますが。


この人の音は本当に心にしみます。だから、元気をくれるときもあれば、悲しみのどん底に叩き落としてくれることもあります。


曲調としては、陽気なブギとドロドロなスロー。
しかし、力強いギターと歌声はどの曲でも変わりません。本当に力強い。音に芯がある。

変な言い方ですが、腹の底というより、地獄の底から聞こえてくるような声をしてますね。

これは単純にカッコいいと思いましたね。
映像を見てさらに惚れましたが。
人柄も大らかで親分肌だったそうです。本当憧れるなぁ~。
でも、若い頃は綿花畑で働いていたこともあるようで、本当に苦労したんですね。


ちなみにこの人の場合、ドラムとベースをバックにエレキギターで弾き語るのがよくある演奏形態なんですが、今回は全編アコギですね。ピアノも弾いてます。

ギター的には、ヘラルド盤のようなエレキのライトニンももちろん素晴らしいのですが、アコギだからこその重さ、激しさを感じる事が出来るのがこの作品の良い所だと思います。

弦が錆びているんでしょうか。低音弦はかなり丸い音ですね。
でもそれを思い切りはじく訳ですから、何とも言えない迫力が生まれるわけです。
さらに普通はブルースは12小節で一回しなんですが、ライトニンの場合はバラバラで、11になったり13になったりすることもあります。適当ですねー。
でも心の赴くままに弾いたらそうなったんだと思います。これもライトニンのブルースの大きな特徴です。


ブルースはアメリカの民族音楽と呼べるのではないでしょうか。

民族音楽には、余分な装飾がほとんどありません。
飾り気の無い本心、本能を音楽にぶつけるとでもいいましょうか。

だからこそ本物として私達の心に直接訴えかけてくれるのだと思います。

ある本で読みましたが、ライトニンのギターは琵琶や三味線にも似ているみたいです。
なるほど。確かにどちらも土着の音楽ですもんね。
どこかに共通点があるんでしょう。


音楽って本当に面白いですね。

ではまた。

2 コメント

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Unknown (あきたか)
2010-01-14 23:05:46
おまいさんがブログとかマジびっくりしたわw
ライトニンようつべで聴いてるけど、ブルースは確かに民族音楽っぽいね。
ブルースは唯一世界に広がった民族音楽と言えるかもね。アメリカすげぇ

どうせならようつべ貼ったら?もしかして携帯更新か?
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あきたかさんへ (管理人)
2010-01-15 02:46:30
コメありがとうですm(__)m

本当にブルースはすごいですねー!
ブルースがなければロックは無かった訳だし。

なるほど!
でもすいません…。私携帯厨です…。
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