二人目の今回は、マイナーコードを大胆に使い、哀愁のあるブルースを歌う男、オーティス・ラッシュです。
正直知名度的には第一級ではないかもしれませんが、腕前はもちろん第一級。文句無しに素晴らしいブルースマンです。
彼の有名な曲は何といっても『All your love』でしょう。
いきなり豪快なスライドでこの曲は幕を開けます。
そしてマイナーコードとラテンビートで曲は展開していきブレイクと同時にラッシュの野太い、力の入ったボーカルが炸裂します。
この時点でかなりの迫力。
バックのドロドロさ、ラッシュのボーカルのこもった音色でまさに『哀愁』と言わんばかりのブルース。
そして、問題のギターソロ。
何とトライアドを使うという、ブルースには非常に稀なソロ。
それも、かなりの哀愁漂うソロ。
こんなブルース聴いたことないぞ!!
って感じです。
またそのギターの音色の太いこと太いこと。
彼の写真を何枚か見たことがありますが1弦から6弦まで、あまり太さがかわらなくて驚いたのを覚えています。
そして一回しソロがあった後に、いきなりリズムがシャッフルに変わりラッシュのギターも堰を切ったかのようにハイトーンで炸裂します。
これはすごい。
すごすぎる。
こんなすごい人が第一級でないブルース界って一体?
そのあとは皆さんご想像のとおりテンションが最高になったまま歌に入り、大円団を迎えます。
いやー、展開の目まぐるしさといい、ボーカル、ギターといい度肝を抜かれましたね。
彼のギターは伸びやかな、というよりは鋭く、どこか危うさを感じさせます。
大体セミアコを使って弾いているそうですが、セミアコの太い音色とラッシュのパワーで独特な音を創りだしています。
ボーカルも、声自体はスモーキーでもっさりしていますが、シャウトの瞬発力にかけては他のブルースマンに劣りません。
ファルセットも特徴的です。
他にもレイヴォーンのバンド名の由来となったマイナーブルースの頂点『Double trouble』や、LED ZEPPELINにカバーされた『I can't quit you baby』なとが有名です。
『All your love』は、クラプトン在籍中のブルースブレイカーズやゲイリー・ムーアにカバーされていますが、どちらも名演と言えるでしょう。
CDでは、コブラというレーベルにいた頃のベスト盤が一番有名ですね。
上記の曲は聴けると思います。
ブルースが多彩な音楽であり、また短い期間のうちに名手が本当にたくさんいたことを実感します。
これでもまだブルースの入り口。
もっともっとディープな世界もあるから恐ろしいですね。
しかし、ブルースは最高だ。
“飽き”というものが一切来ない。
コードは3つやそこらしかないし、リズムはシャッフルばっかりだし。
つくづく昔のプレイヤーの才能、個性、努力には感心させられます。
これからもブルース探求の旅は続く…
ではまた。
正直知名度的には第一級ではないかもしれませんが、腕前はもちろん第一級。文句無しに素晴らしいブルースマンです。
彼の有名な曲は何といっても『All your love』でしょう。
いきなり豪快なスライドでこの曲は幕を開けます。
そしてマイナーコードとラテンビートで曲は展開していきブレイクと同時にラッシュの野太い、力の入ったボーカルが炸裂します。
この時点でかなりの迫力。
バックのドロドロさ、ラッシュのボーカルのこもった音色でまさに『哀愁』と言わんばかりのブルース。
そして、問題のギターソロ。
何とトライアドを使うという、ブルースには非常に稀なソロ。
それも、かなりの哀愁漂うソロ。
こんなブルース聴いたことないぞ!!
って感じです。
またそのギターの音色の太いこと太いこと。
彼の写真を何枚か見たことがありますが1弦から6弦まで、あまり太さがかわらなくて驚いたのを覚えています。
そして一回しソロがあった後に、いきなりリズムがシャッフルに変わりラッシュのギターも堰を切ったかのようにハイトーンで炸裂します。
これはすごい。
すごすぎる。
こんなすごい人が第一級でないブルース界って一体?
そのあとは皆さんご想像のとおりテンションが最高になったまま歌に入り、大円団を迎えます。
いやー、展開の目まぐるしさといい、ボーカル、ギターといい度肝を抜かれましたね。
彼のギターは伸びやかな、というよりは鋭く、どこか危うさを感じさせます。
大体セミアコを使って弾いているそうですが、セミアコの太い音色とラッシュのパワーで独特な音を創りだしています。
ボーカルも、声自体はスモーキーでもっさりしていますが、シャウトの瞬発力にかけては他のブルースマンに劣りません。
ファルセットも特徴的です。
他にもレイヴォーンのバンド名の由来となったマイナーブルースの頂点『Double trouble』や、LED ZEPPELINにカバーされた『I can't quit you baby』なとが有名です。
『All your love』は、クラプトン在籍中のブルースブレイカーズやゲイリー・ムーアにカバーされていますが、どちらも名演と言えるでしょう。
CDでは、コブラというレーベルにいた頃のベスト盤が一番有名ですね。
上記の曲は聴けると思います。
ブルースが多彩な音楽であり、また短い期間のうちに名手が本当にたくさんいたことを実感します。
これでもまだブルースの入り口。
もっともっとディープな世界もあるから恐ろしいですね。
しかし、ブルースは最高だ。
“飽き”というものが一切来ない。
コードは3つやそこらしかないし、リズムはシャッフルばっかりだし。
つくづく昔のプレイヤーの才能、個性、努力には感心させられます。
これからもブルース探求の旅は続く…
ではまた。