ここ何回か、ブルース回にしたいと思います。
第一回目はシカゴブルースの異端児、バディ・ガイです。
彼は、何といってもその喚き、泣き叫ぶようなギターとボーカルが最大の特徴です。
その迫力といったら、まるで尖ったガラスで身を斬られたかのような鋭さがあります。
ブルース界広しといえど、ここまでストレートに感情をギターと歌にぶつける人は中々いないのでは?
代表的な録音はというと、チェスレコード時代の録音を収めた『I was walking through the woods』が有名ですね。
迫力のボーカル、そしてクリーントーンながら力の入りまくりのこれでもかと言わんばかりのギター。
圧巻は2曲目『Stone crazy』
七分に及ぶ(本当はもっともっと長かったらしい)ドロドロなシカゴ流スローブルースで、七分間を休む間もなく全力で歌い、弾くバディ・ガイ!!
これぞ、ブルースの真髄の一つでしょう。
もちろん、ピッキングの強弱にこだわっているのもバディらしい。
ただ、弱く弾くのではなく弱い音を目一杯力を抑制して弾く、という感じである。
音が出ていない間さえも、力が入りまくっているのがわかる。
本当に呼吸から汗から顔の表情まで全てが伝わってくるようです。
バディ・ガイのすごさは説明のいらないところでしょうな。
あまりにもストレート過ぎるので、聞き手に余分な知識を要さない。
これでもチェスレコードからは「激しすぎるから抑えてくれ」と、注意されていたらしいから恐ろしい。
チェスを出た後、バディはヴァンガードに移籍するが、そこで出たライブ盤『THIS IS BUDDY GUY』は今迄の鬱憤を晴らすかの如く、爆発しまくっている。
激しすぎて、聞き手にも相当体力が必要である。
あとはもう聴いて、感じてください。
あまり説明することは無いです。
ちなみに私がバディ・ガイの良さを本当に知ったのは、1969年のスーパーショウという番組での『Mary had a little lamb』ですね。
この時はベースがジャック・ブルースだったりしてバディのテンションも最高潮。
完全にキレてますね。
私にストラトキャスターの迫力を教えてくれたテイクでもあります。
是非皆さん見てみてください。
あ、最後に……
私はそのライブを見たのち、バディ・ガイへの敬意を表して数少ないブルース友達と一緒に『バディ先生』と呼ぶ事にしました。
ブルースでストラトと言ったら、私の中ではバディ先生一択ですね。
マジックサムもレイヴォーンも、バディ先生には勝てません。
あのジミヘンやクラプトン、ジェフ・ベックまでもが影響を受けたのを公言していますからね。
そんなバディ先生の世界に皆さんも触れてみてくださいね。
ではまた。
第一回目はシカゴブルースの異端児、バディ・ガイです。
彼は、何といってもその喚き、泣き叫ぶようなギターとボーカルが最大の特徴です。
その迫力といったら、まるで尖ったガラスで身を斬られたかのような鋭さがあります。
ブルース界広しといえど、ここまでストレートに感情をギターと歌にぶつける人は中々いないのでは?
代表的な録音はというと、チェスレコード時代の録音を収めた『I was walking through the woods』が有名ですね。
迫力のボーカル、そしてクリーントーンながら力の入りまくりのこれでもかと言わんばかりのギター。
圧巻は2曲目『Stone crazy』
七分に及ぶ(本当はもっともっと長かったらしい)ドロドロなシカゴ流スローブルースで、七分間を休む間もなく全力で歌い、弾くバディ・ガイ!!
これぞ、ブルースの真髄の一つでしょう。
もちろん、ピッキングの強弱にこだわっているのもバディらしい。
ただ、弱く弾くのではなく弱い音を目一杯力を抑制して弾く、という感じである。
音が出ていない間さえも、力が入りまくっているのがわかる。
本当に呼吸から汗から顔の表情まで全てが伝わってくるようです。
バディ・ガイのすごさは説明のいらないところでしょうな。
あまりにもストレート過ぎるので、聞き手に余分な知識を要さない。
これでもチェスレコードからは「激しすぎるから抑えてくれ」と、注意されていたらしいから恐ろしい。
チェスを出た後、バディはヴァンガードに移籍するが、そこで出たライブ盤『THIS IS BUDDY GUY』は今迄の鬱憤を晴らすかの如く、爆発しまくっている。
激しすぎて、聞き手にも相当体力が必要である。
あとはもう聴いて、感じてください。
あまり説明することは無いです。
ちなみに私がバディ・ガイの良さを本当に知ったのは、1969年のスーパーショウという番組での『Mary had a little lamb』ですね。
この時はベースがジャック・ブルースだったりしてバディのテンションも最高潮。
完全にキレてますね。
私にストラトキャスターの迫力を教えてくれたテイクでもあります。
是非皆さん見てみてください。
あ、最後に……
私はそのライブを見たのち、バディ・ガイへの敬意を表して数少ないブルース友達と一緒に『バディ先生』と呼ぶ事にしました。
ブルースでストラトと言ったら、私の中ではバディ先生一択ですね。
マジックサムもレイヴォーンも、バディ先生には勝てません。
あのジミヘンやクラプトン、ジェフ・ベックまでもが影響を受けたのを公言していますからね。
そんなバディ先生の世界に皆さんも触れてみてくださいね。
ではまた。