ルーム・ストラト~音楽と私~

タイトル通り、筆者が好きな音楽の事を中心に自分勝手に書きます。

名盤紹介Vol.6

2010-02-18 20:22:50 | 日記
なんと、私の愛するバンド、フォープレイから私が世界一愛するギタリストのラリー・カールトンが脱退するそうです!

いやはや、残念でならない。やはりリトナー期と比べてエネルギッシュかつブルージーなメンバーのプレイはすごく好きだったので、この交代は本当に惜しいです。
全くカールトン在籍時にフォープレイのライヴに行っておいてよかったと心から思います。

ともあれ、今度はチャック・ローブというこれまた職人が後を引き継ぐそうで、多分今年出るであろう新譜が楽しみです。
さらに今後のカールトンのソロ活動にも注目ですね。


さて、今回はカールトン在籍時のフォープレイの作品を一枚、紹介します。

はっきり言って、フォープレイの作品はその全てが超絶的に名作なので、あえて選ぶのは本当に苦心するんですが、今回は2006年の作品『X』を選びました。

カールトンがリトナーの後を継いでフォープレイに参加したばかりの頃は、『カールトンの泥臭いプレイは洗練されたスタイリッシュなフォープレイとは合わない』等言われていましたが、本作品はカールトンが参加してだいぶたっているので、カールトンの音楽性もすっかりフォープレイの一部となり、カールトンはフォープレイに欠かせないフロントマンとなっています。

そのトータルの音楽性は見事としか言い様がありません。
確かにキャッチーなメロディとか、表面上はリトナー期の方がわかりやすかったかもしれません。
しかし、究極の音楽とはそんな簡単に決められるものではありませんよね。
リトナー期とカールトン期、どちらが良いとかは馬鹿げた話で、どちらも良いのです。
カールトンフリークの私としてはジャーニーやハートフェルトも大好きなんですが、Xは特に好きで、楽曲・演奏のクオリティもカールトン期で一番の出来のように感じます。

簡単に言うと、『おしゃれなリズムとコード進行にブルースを乗せた』感じでしょうか。

特に冒頭二曲はブルージーかつメロディックで、リズムも心地よいです。
カールトン、ボブ・ジェームス両氏のアドリブソロも絶品です。ここまで無駄が無いソロは、本当に音楽を知り尽くしてる感がありますね。
続く曲達も、冒頭に勝とも劣らぬ名曲ばかりです。
BARI RUNや101EASTBOWNDのようなポップスファンにも受けるような曲は少ないですが、非常に味わい深く音楽というものがなんなのか、もう一度考えさせられます。


ここまで仰々しく書きましたが、もちろんただのBGMとしても使えますよ。

一番凄いのはこのバランス感覚なんでしょうね。
さらっと聴くこともできるし、じっくり聴けば驚くほど味が出てくる…。

ちなみにフォープレイの入門としてはやはり1stがいいでしょう。これはギターがリトナーです。


それかDVDの『ライヴ・イン・ケープタウン』ですかね。こちらはカールトンが弾いてます。
まぁ、気になったらどっちも調べてみて下さい!


さて、結局フォープレイは4人の神々が、私達に音楽の魅力を色々な角度から教えてくれるようなバンドです。

何も音楽の楽しみ方は一つじゃないんだよ、と。
腕組んでじっくり聴くもよし、酒飲んで悦に入って聴くもよし、ライヴで騒ぎながら聴くもよし、一人で泣きながら聴くもよし…


そして、自らプレイするもよし、と。


音楽とは、ギターとは何なのか少しはわかってきたかな~ってところで、いつも偉大な先輩達に『まだまだ甘いぜ』って笑われちゃいます。

いや~、本当に奥が深い…。音楽って何なんでしょうね?


ではまた。

作曲

2010-02-18 01:47:22 | 日記
お久しぶりですm(__)m
いやー、なかなか更新できないもんですなぁ。

ところで、最近作曲をまた再開しまして…。
前も言ったとおり、私は情景が浮かんでくるような曲が好きでして、作曲するのも大体そのような曲になります。

タイトルにやたら『海』やら『夏』やら『夜』やらという文字が見えます(笑)


曲はいたってシンプル。作曲技術が無いのももちろんそうですが、私が作っているのは全てインストです。世に言うフュージョンというジャンルです。
だから、アドリブソロが似合わないような曲は書きません。
結局これが曲の幅を狭くしてるのかもしれませんが、私にはこれが一番なんです。


よく聴くと『あれ?これどっかで聴いたことあるような…』ってのがよくありまして、なかなかオリジナリティーを出すのに苦心しております。
以前は、カールトン風の曲を作ろう!とか真似や遊びで作っていましたが、今は結構真面目に作ってます。

そうなるとやはりクオリティと共にオリジナリティーを求めちゃいますよね。
これが一番難しい…。

気持ちいいメロディ、気持ちいいコード進行はやはりもう出尽くしているんですかね?
だからこそ、ソロが取れない曲は相当構成を固めていかないと格好よくならないです。


というわけで、参考にしようと最近フュージョンの有名どころを聴きまくってますが、やはり構成・メロディ共に素晴らしい曲ばかりですね。本当にセンスとしか言い様が無い!
まぁ、努力で作曲センスを磨いた方もいるとは思いますが…。

まぁ、私は自分のペースで自分の音楽を楽しんでいきます!

ではまた。