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遠距離介護日記 人生で今日が一番若い日 母も私も

60代、一人暮らしです。
母の遠距離介護。働きながら続けています。

母90歳、目指すは美魔女

2021年12月22日 | 介護 母の暮らし

一人暮らしをしている母が、少しでも元気過ごせるように色々、工夫しています。

 

母は、高齢者にありがちな病気を持っています。

高血圧で、骨密度が低く、血糖値が高い。

白内障の手術も必要だったりします。

他にも皮膚が弱かったり

離れていると、気になる事は多くあります。

身体が、これ以上悪くならないように、なにかと気をつけています。

 

でも、一番気にしているのは、気持ちが前向きになることです。

 

本が好きなので、前向きになるような本、

好きそうな本をAmazonで注文して送ったり

日頃から、母が好きそうなものはないかと気にしています。

 

最近、プレゼントしてかなり喜んだのがこれです。

 

 

これは、美顔ローラー。

 

確か、母の誕生日にお贈りました。

 

顔のシワを伸ばして、キレイになって!

と、渡しました。

 

あまり興味ないかと思ったのですが、

ここ10年以内に渡した贈り物の中で、

一番喜び、そして笑っていました。

 

これでキレイになったら、

今度、天国でお父さんにあったときに、分からないかもしれない…

どしよう…

と、大笑いしていました。

大成功です。

 

女性は、いくつになっても女性。

少しでも若く、キレイでいたいという気持ちは

元気で過ごすためのエネルギーの源かもしれません。

 

美顔ローラーで美魔女を目指す母は90歳。

 

これからも、美容グッズを探していきます。


90歳母、女子会へ行く その2

2021年12月17日 | 介護 母の暮らし

2年前に、一人暮らしの母が介護認定を受けました。

今は、デイサービスへ行き、入浴介護のサービスを受けている。

というのは昨日お話ししました。

 

あの時、母は介護認定を嫌がり

自分は、まだ大丈夫。

一人でなんでもできる。

他人の手は借りたくない。

と言っていました。

 

これを昨日は

「高齢者にありがちな拒否反応だと思います。」

と、さも分かったようなフリをして、サラッと書きましたが

実は、大変でした。

 

あの時(2年前)は、口には出しませんでしたが

いやいやお母さん、全部自分でするのは絶対無理でしょう。

家の中を歩くのも大変なのに、誰の手も借りずに生活できるはずがないでしょう。

ご飯は配達を頼むとしても、お風呂を一人で入るのは絶対無理!!

これから夏になるのに(あの時は5月でした)

お風呂に入らないで生活なんて、絶対できないでしょう!!

冷静に考えてみてよ!!

 

と、言いたいののをグッと堪えて

できるだけ柔らかい言葉で

 

今から色々なサービスを利用していれば、

少しでも一人暮らしを長く続けれると思うよ。

それに、お友達もきっと増えるだろうし…。

と説得し続けました。

 

私が母を引き取る事も考えました。

でも、私が母を引き取って、一緒に暮らすと

私が仕事で家を留守にした後、母はマンションで一人。

この町には、親戚も友達もいません。

母がここで暮らすのは、現実的ではありません。

 

色々考えながら、見えないバトルを、パチパチと散らしながら

母との戦いを繰り返していました。

 

この危機を変えたのは、親戚の看護師の私のいとこ(母から見ると姪)です。

母が彼女と電話で話をしてから、何となく雰囲気が変わりました。

実は話の内容は、普通の世間話でした。

でも確実に、その後に変わったのです。

 

今思うのは、母も一人で全部できるとは思っていない。

でも、私の言う通りに認めるのは納得できない。

(母は弱そうに振る舞っていますが、本当は気が強いのです)

特に母と娘の関係は微妙です。

これが、母と息子の関係になると、違うのですけどね。

 

そんな母との微妙な関係の空気を変えてくれたのが、彼女との会話だったと思います。

そんなこんなで、今も母はデイサービスと入浴介護を続けています。

彼女には、感謝感謝です。

 

母(人)を説得するのは、理論も大切ですけど

空気を変える…為の、ちょっとしたきっかけが必要なのですね。

 

 


90歳母、女子会へ行く

2021年12月16日 | 介護 母の暮らし

一人暮らし中の母は、90歳。

毎週デイサービスに通っています。

 

腰の骨を骨折して、一人でお風呂に入れなくなったときに

デイサービスへ通うことにしました。

そこで、昼食を頂いたり、入浴のサービスを受けています。

 

最初、母はデイサービスに通うのが乗り気ではありませんでした。

と言うより、拒否していました。

そもそも、介護認定を受けることが乗り気ではありませんでした。

 

自分は、まだ大丈夫。

一人でなんでもできる。

他人の手は借りたくない。

 

高齢者にありちな拒否反応だと思います。

 

色々説得をして、介護認定を受け介護ベットを借りるのは比較的早めに納得しました。

それから、デイサービスへ通うのを受け入れるのに、時間がかかりました。

 

ここで説得するのに、戦略を立ていました。

一つは、理論的な説得

もう一つは、気持ちにうったえる説得です。

 

理論的な説得は、こうです。

施設に入居せず、できるだけ長く一人暮らしをするのが理想。

 

今なら、無理をして自分で全部できるかもしれない。

でも、その無理をすることで、一人暮らしの期間は短くなる。

もし今、利用できるサービスを使い、生活やカラダに無理がかからない生活をすれば、一人で暮らせる期間は長くなるはず。

 

もう一つ、気持ちにうったえる説得。

女性が多いはずで、まるでそこは女子会。

同じような年代の方が、たくさん集まって色々なお話ができるはず。

 

この二つから、説得を続けました。

私の説得がきいたのか、母が自分で考えて納得したのか

それは、分かりません。

でも、母はデイサービスと、訪問の入浴サービスを受け入れて今も続けています。

 

今日もデイサービスへ行ってきたと、先ほど電話がありました。

来週は、お餅つき大会があるようで

お餅をついて、おやつに食べるそうです。

母の女子会参加は、これからも続きます。

 

 


病院より、ドライブの方が元気になる

2021年12月15日 | 介護 母の暮らし

一人暮らしをしている母は、今年90歳になりました。

 

デイサービスと訪問介護のサービスを受けながら、一人暮らしをつつけています。

 

過去に、腰の骨を2回骨折しています。

その為か、腰が90度近く曲がっていますので、杖がないと歩けません。

家の中は、手押し車を使っています。

 

母が少しでも長く、元気で、前向きに生活できるように、と思っています。

カラダの事は、もちろんです。

それと同じくらい、気持ちが落ち込まないようにと、思っています。

 

先日、実家へ帰ったときのことです。

 

母が食事の後片付けをしていたとき、間違ってお皿を割りました。

私が、庭掃除をしていたときなので、気づきませんでした。

私が気づいた時は、母が自分で割れたお皿を片付けた後でした。

何だか様子がおかしいので、どうしたのと聞くと

「お皿を割ってしまった」

とかなり落ち込んでいます。

 

特別思い入れのあるお皿ではないので

お皿を割るくらい、どうって事ないと思うのですが、かなりの落ち込んでいます。

 

困った、どしよう。

今日は、病院へ行く予定なのに。

 

数年前なら、病院の帰りに買い物へ行く事もできましたが、

体力が落ちているので、同じ日に病院と買い物はいけません。

 

そこで、病院はキャンセルして、ドライブに誘いました。

 

落ち込んでいるので、元気をつける為、というと自尊心が傷つくので

「今日は、お天気がいいよ。

 こんなにお天気の良い日は珍しいし、ドライブに行かない」

 

「病院は雨が降っても行けるけど、ドライブはお天気じゃないと…」

と、誘ってみました。

 

最初は、乗り気ではなかったのですが、何度か誘うとその気になりました。

 

そこで、ドライブへ出かけました。

途中、スーパーでおやつを買ってからお出かけです。

「今日の遠足のおやつは300円までよ」

と、冗談を言いながら、甘栗とお茶を買ってドライブです。

 

お寺さんにも寄りました。

 

母は、車から一歩も出ることはありませんでした。

でも、家へ帰った頃には、随分元気になっていました。

 

見慣れていない街並みや、海や山の風景を見ることで

気分転換になったようです。

良かった。

予定通りに病院へ行っていたら

こんなに元気はなっていないと思います。

 

病院へは、翌日行きました。

病院よりドライブの方が元気になったようです。

 

これからも、カラダも心も健康で過ごして欲しいです。

 


遠距離介護中の母、ピアノ発表会を目指す

2021年12月09日 | 介護 母の暮らし

一人暮らし中の母は、NHKの街角ピアノが大好きです。

 

テレビは、あまり見ませんが、

「ポツンと一軒家」と、NHKの「街角ピアノ」は大好きです。

 

今年の母の日、プレゼントに電子ピアノを贈りました

 

母はピアノは弾いた経験は、ありません。

でも、一人暮らしの母が、少しでも楽しい時間を過ごせるように、

そして、一人の時間を、少しでも充実できたら

と思いプレゼントしたのでした。

 

でも、最大の目的は、認知症予防です。

 

ピアノが認知症に良いかは、私にはわかりません。

でも、楽しい事が増えると、きっと認知症予防になると思いました。

 

あれから半年、気に入って、練習しているようです。

先日、母の病院の付き添いで、実家に帰りました。

その時、母の生演奏を聴いてきました。

 

いまだに「チョウチョウ」しか弾けませんが

半年前から練習している「チョウチョウ」は、完璧(?)でした。

 

実家の近くの複合施設に、誰でも弾いていいピアノが設置されています。

そのピアノを弾きに行こうと誘ってのですが

寒いからと、乗り気ではありませんでした。

 

確かに、お天気がいいとはいえ、今は12月。

駐車場から、そのピアノ設置の場所まで少し距離があります。

この寒い季節、で無理をして出かけ

体調が悪くなったら大変です。

 

来年の春、暖かくなったら行こう

と、いうことになりました。

 

来年の春までには、もう一曲覚えれたらいいな、と思っています。

まるで、私はステージママ(娘)。

 

でも、ピアノのおかげで、

「春の演奏会の前には、三越でお洋服を新調しよう〜」

とか

「やっぱり、演奏会はロングドレスよ〜」

とか

「スカウトされたら、どうする?」

たわいの無い、楽しい会話が増えました。

 

母も、ピアノを楽しんでくれているようです。

良かった。

 

 


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