江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

農政勉強中

2010年03月22日 | 食料・農業
週末、総合生協生産者協議会主催の「舟山政務官と語る会」に参加してきました。
総合生協は地産地消をモットーに県内生産者との連携を大切にしています。
今回は「食と農を語り耕す」というタイトルで、生産者と消費者をつなぎ、とくに若手農業者を励ます集まりだったと思います。

舟山康江さんは農林水産大臣政務官です。
もともと農水省の役人でしたが、結婚で退職して山形県小国町に引っ越し、2007年の参議院選挙(山形県選挙区)で初当選という方です。
詳しくはご本人のHPをご覧下さい。
http://www.y-funayama.jp/

私は農業の素人です。
新潟県・食と環境ネットワークの代表という肩書きもありますが、農業経験もなく、農業の現実を何も分かっていないと思います。
ですからこの機会に少しでも勉強しようと参加しました。

舟山政務官から「21世紀日本農業の未来」と題して1時間ほどお話を聞いた後、個別所得補償政策、担い手、食料自給率などについて意見交換を行いました。
舟山さんのお話は熱っぽく濃密な内容で、質疑も丁寧に応対され、予定を超過する2時間半の車座集会は充実したものになりました。

日本の農政は大きな転換点にあり、政権交代によってその可能性に期待が持てる状況が生まれていると感じました。
(省庁間の垣根が低くなったとはいえ、利害を越えて認識を共有できるかどうかが課題です)

私は舟山さんの話からこれからの農業を考える上での基本を次のように受け止めました。
「これまでの農政は国が一つの形・方向を決めて、これにはめ込もうとした。農業・農村・農家は多様な実態にある。この多様性を認めることが大事だ」
「食料安全保障の観点からも農業を持続的に発展させる必要があり、価格政策ではなく、所得補償で農業の多面的機能を維持させていく」

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