江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

保守派と原発

2011年07月24日 | マスコミ・報道
新聞からの孫引きですが、興味深いので紹介しようと思います。
昨日の新潟日報文化欄に「保守派二分する原発論議」と題する解説記事が載りました。

元航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄氏は、月刊誌「WiLL」8月号で「ある程度の放射能は吸い込んだほうが健康にいい」「福島原発の事故は騒ぎ立てるほど危険ではない」と述べたとか。
何の根拠があってそんなことを言えるのか分かりませんが、福島第一原発に自ら出かけて事故処理に当たってほしいものです。

同じく「WiLL」で西尾幹二氏は、脱原発を提案しつつ、「日本の原発は原爆5千発分のプルトニウムを貯蔵しているが、70発くらいの核弾頭」で十分だとして、核武装できる条件を保持できればよいとする考え方のようです。
原子力を利用するための技術開発は、「平和利用」と表裏一体の「軍事利用のため」でもあったことは明白です。

明治天皇の玄孫で「筋金入りの保守主義者」を自任する竹田恒泰氏は、保守派について「革新勢力が原発に反対してきたから反対できないと言う心情。勉強不足で、結論ありきです」と嘆き、
「原発は危険なもので、イデオロギーとは無関係。日本の国土を損なうという点で、保守であれば反対して当然です」と言っています。
イデオロギーの呪縛から解放されて、原発について議論する環境が少しはできてきたようです。


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