江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

NPOとの関係

2007年01月30日 | NPO
昨日は長岡へ「NPO法人・地域循環ネットワーク」の活動を見せてもらいに出かけ、今日は新潟NPO協会主催の「NPOグローアップセミナー~助成金の申請から活用」に参加しました。
偶然二つの機会が続いたのですが、NPOについて勉強させてもらいました。

前者は、東京から地域活動の調査研究チーム(日本女子大の高木郁朗教授と連合総研)が来るのでこれに同行したものです。
地域循環ネットワークの理事長金子博さんは連合中越地協の事務局長でもあります。
代表的な事業は、長岡市の学校給食から出る調理くずと食べ残しを回収して豚の飼料にするもので年間回収量は300t近くになります。
この他にも、割り箸リサイクルや廃食油再生利用など、廃棄物を資源として地域で循環させる事業を数多く行っています。
HP参照

後者は、新潟県労働金庫の外郭団体である勤労者福祉厚生財団が毎年約900万円のNPO助成を行っていますが、どうやったらこのようなNPO助成を受けることができるかという講座です。
NPO助成は極めて有益ですが助成金中毒になってはいけません。
助成金は事業をスタートさせる段階で利用し、その後は事業を自立させていくことが必要です。

私は上記の助成金の選考委員をやっていますので、逆の立場で興味深く今日のセミナーを聞きました。
例えば福祉分野のNPOはたくさんありますが、多数の申請書に目を通すわけですから他のNPOとの違いをアピールできないとだめだと思うのです。
読みやすい文字と分かりやすい文章も大事です。
そんな事を感想に書いてまいりました。

ところで、地域循環ネットの活動に参加する人は労組関係者は少ないそうです。
組合もなく労働条件も悪い労働者の方がわずかな時間をみつけてボランティアをしている、と聞かされました。
もちろん、「情報と機会の提供」機能が働いて、労組ルートの情報で参加する人もいます。

地域社会での協働と連携は、私たち連合の重要なテーマですが、まだまだ未熟です。
もっといろんな場所に出かけて、いろんな人たちと交わろうと思いました。

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