江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

岐路に立つ2012年

2012年01月06日 | 主張
昨日は恒例の新春賀詞交換会でした。
年頭の挨拶で何を話すか、毎年悩むところです。
昨年は「支え合い」をキーワードにしようと言ったのですが、図らずもその言葉がぴったりの年になってしまいました。

今年はこれからの日本の社会のありようを大きく左右する重大な問題が山積しています。
とくにTPP、原発、税と社会保障改革、この三つの課題にどういった方向を出していくのか。
食料、エネルギー、社会保障は私たちの暮らしに直結します。
「持続可能な地域社会」形成にもこの三課題がカギになるでしょう。

年末にNHKの「100年インタビュー」で内橋克人さんが登場していましたが、彼は「FEC自給圏」という経済社会モデルを提案していました。
FはFood食料、EはEnergyエネルギー、CはCare介護・医療で、これらを自給できる社会は強い、そういう社会こそが凶暴なグローバル・マネー資本主義に打ち勝つことができる、と彼は説くのです。

かつて内橋氏は1995年、日本が新自由主義に走り始めたころ、警告を発し『共生の大地』(岩波新書)というモデルを示しました。
今回もこの重大な岐路にあって、彼の提案は真剣に受け止められるべきだと私は思います。

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1 コメント

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新たな一年 (kinchan-tainai)
2012-01-11 16:28:26
江花さん、遅くなりましたが新年おめでとうございます。
今年は、日本国民がいろんな意味で岐路に立ち
考え行動しなければいけないと思いまあす。
今ある現状を直視し何ができ、何をすべきか
私にとっても進化を問う一年となるでしょう。
また、お話聞きに行きます。
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