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がん治療で精子が死滅するメカニズム解明 男性の不妊症防止に可能性 京都大

2014-09-19 16:59:21 | 科学
がん治療で精子が死滅するメカニズム解明 男性の不妊症防止に可能性 京都大
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140919535.html へのリンク
2014年9月19日(金)14:13
産経新聞

 京都大大学院医学研究科の篠原隆司教授らのグループは18日、抗がん剤や放射線によるがん治療を受けた患者で精子のもとになる細胞が死滅するメカニズムの一端を、マウスの実験で解明したと発表した。米科学誌「ステム・セル・リポーツ」の電子版に19日掲載される。

 抗がん剤や放射線の影響で細胞のDNAが傷つくことは知られていたが、なぜ死滅するのかは分かっていなかった。今回の成果は、抗がん剤などが原因の男性不妊症の防止につながる可能性があるという。

 篠原教授らは、マウスの精子のもとになる「精子幹細胞」を詳しく解析。抗がん剤などにより細胞のDNAが傷つくと、「p53」という遺伝子が別の遺伝子を次々と活性化し、細胞が自ら死滅する現象が起こることがわかった。

 このメカニズムに薬剤などによって歯止めをかけることができれば、精子幹細胞の死滅を防げる可能性があるという。

 篠原教授は「小児がんは抗がん剤などによって治るようになってきたが、副作用として不妊症になってしまう患者も多い。がん治療による男性不妊症を防げるよう、さらに研究を進めたい」と話している。


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