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格安スマホ、高速化合戦…LTE対応で続々

2014-09-06 15:58:22 | 経済
格安スマホ、高速化合戦…LTE対応で続々
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20140906-567-OYT1T50028.html へのリンク
2014年9月6日(土)13:17
読売新聞

 格安スマートフォンの高速化が進んでいる。

 イオンは5日、LTE(次世代高速通信)に対応し、従来品より速度や通信容量を拡大した新商品を発売した。格安スマホはここ数か月で家電量販店や通信会社などが続々参入しており、今後は安さだけでなく、通信速度や通信容量といった性能面で差を付けられるかが顧客獲得のカギを握りそうだ。(佐俣勝敏)

◆若者狙う

 イオンは4月に格安スマホの販売に踏み切っており、5日発売したスマホは同社として第3弾となる。LTEに対応するのは初めてで、通信速度は第1弾(毎秒200キロ・ビット)の約750倍となる毎秒150メガ・ビットで、動画やゲームなども楽しめる。1か月に使える通信容量も2ギガ・バイトと、携帯大手と比べても遜色ないサービスにした。

 これまでイオンはスマホを使ってこなかったシニアや主婦層を狙い、低料金を強調、その代わり通信速度は控えめにしてきた。今回は、通信速度など性能を向上させながらも、料金を第1弾と同じ月2980円に抑え、「スマホに慣れた20~30歳代を取り込みたい」(イオンリテール・橋本昌一デジタル事業開発部長)考えだ。

 イオンは都市部の若年層取り込みのため、5日から1か月間、東京・秋葉原の電気街の一角に専用ブースを設置する。店頭で購入した東京都国分寺市の自営業男性(54)は「通信料金に月1万円くらいかかっていたが、私にはこれで十分」と話し、携帯大手から乗り換えていた。

◆競争激化

 業界では、格安スマホの通信速度を高めようという動きが相次いでいる。

 NTTレゾナントは8月21日にLTE対応の格安スマホを発売した。格安スマホ向けに通信用のSIMカードを提供していた仮想移動体通信事業者(MVNO)の日本通信や、インターネットイニシアティブ(IIJ)も、8月からLTE対応の格安スマホの販売に乗り出し、競争は激しさを増している。

 いずれも大手が扱わない中国や韓国メーカー製の廉価な端末を使うことにより、価格を抑えた。世界的にLTEの普及が進み、海外製のLTE対応端末の価格が下がったことが、「格安・高速」スマホの実現につながった。

 一方、9日には米アップルが携帯大手3社の主力商品であるiPhoneの新機種を発表する見通し。利便性を高めつつある格安スマホが、こうした高機能スマホを向こうに、どこまで浸透できるか注目される。


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