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パナソニック、トヨタ株の3分の2売却 財務体質の改善を急ぐ

2014-06-28 14:10:05 | 企業・産業
パナソニック、トヨタ株の3分の2売却 財務体質の改善を急ぐ
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140627570.html
2014年6月27日(金)20:37
(産経新聞)

 パナソニックが平成25年4月から26年3月までの1年間に、保有するトヨタ自動車株のうち、3分の2にあたる600万株を売却していたことが27日分かった。パナソニックは26年3月期に3期ぶりに最終黒字に転換したが、優良銘柄とされる企業の株も資産売却の対象にして財務体質の改善を急ぐ姿勢が浮き彫りになった。

 パナソニックが関東財務局に27日提出した有価証券報告書によると、トヨタ株は25年3月末の時点で900万株を保有していたが、26年3月末には証券会社を通じて議決権行使の権限を確保する「みなし保有」の300万株だけになっていた。

 トヨタ株の売却についてパナソニックは、財務戦略の一環とし、「従来の『事業協業・取引関係の維持、強化』の保有目的は変わっていない」と説明している。

 パナソニックは26年3月末時点で163銘柄の株式を保有しているが、25年3月末の177銘柄から8%減少した。26年3月期は株式と債券を453億円で売却し、237億円の売却益を得た。         

 これまでもパナソニックは7千億円超の最終赤字に陥った25年3月期に株と債券を計1441億円で売却。前期から保有株数を6割減らし、手元資金を増やしていた。3期ぶりに最終黒字に転換した26年3月期も、資産売却による財務体質の改善を継続。その結果、手元資金から有利子負債を差し引いた実質的な借金の額にあたる「純有利子負債」は、26年3月末で476億円まで圧縮。25年3月末の6433億円から大幅に改善した。

 27年3月末には、手元資金が有利子負債を上回り、「実質無借金」となる見通し。財務体質は、社債を発行する際の利率を決める「格付け」に直結するため、パナソニックは今後も資産売却を急ぐ方針だ。


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