鳥・鳥・鳥

『日本の鳥618』-山と渓谷社-VHS『日本百鳴鳥』『日本の珍鳥』-シンフォレストDVDの撮影者佐藤進の妻が書く鳥雑記

マガモ(真鴨)のメス

1998-06-15 | バードウォッチング
私は誰でしょう?えっ?カルガモですって?やっぱりね~。
私はマガモのメスでございます。
マガモといえば私の夫をイメージすると思います。
夫は、頭から頚にかけて濃い緑色、その下に白い頚環があって、胸にかけては濃い赤紫色、体は明るい灰色で、尾羽の方は黒く、また、クチバシを黄色に、足を赤にとハデに装っております。

よく机上の装飾品のモデルになったりするのですが、お恥ずかしゅうございます。
そこへいくと私はいたって地味で、内助の功に徹しております。
私の装いは、全体に褐色で、暗色のうろこ班がある程度ですが、カルガモさんは、クチバシの先が黄色になっていますので、そのへんで区別できると思います。

私たちは冬にやってきて、暖かくなると北へ渡って、子育てをするのですが、近年、この日光がたいへん気に入りまして、今年もここで家庭を持つことに致しました。
もう一家族ここで子育てをしているマガモ家が居ますので心強いし、こうしてヒナを連れていますと皆さんが注目してくれますので、地味な私もちょっと嬉しいのです。

私の横に10羽のヒナたちが付いてきていますが、実はもう1羽、元気な子がいまして、このファインダーに入らなかったのですが、私の前を泳いでいるのです。
この子は他のヒナたちよりちょっと大きいし、もしかして「みにくいアヒルの子」ではと心配しております。
アンデルセンの「みにくいアヒルの子」は白鳥になったから、この子ももしかしたらと、楽しみにしています。
子どもに期待する親心は、すべての生き物に共通しているようですね!


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