鳥・鳥・鳥

『日本の鳥618』-山と渓谷社-VHS『日本百鳴鳥』『日本の珍鳥』-シンフォレストDVDの撮影者佐藤進の妻が書く鳥雑記

アオバズク(青葉梟)

1999-08-15 | バードウォッチング
ふくろうの一種アオバズクの、ヒナです。
当校の近くに八枝神社があり、そこに毎年やってきて、子育てをしています。
大きな木の樹洞に巣作りしています。
夜行性なのですが、巣立ち真近の雛で、外に出てきたようです。
ふくろうの種類は、横顔を見せる事はまずなく、じっと2つの目で前を見ています。
右の雛が横を向きましたが、横顔にはなっていません。

ビデオの映像を見ていると、首を180度まわして真後ろを向く事があり、ふくろう独特の動きがとてもおもしろいです。

ふくろうの鳴き声は「のりつけほーせ(糊付け干ーせ)」とか「ボロきてほうこう(ボロ着て奉公)」とか、聞きなしされますが、このアオバズクは「キュー」とやわらかい声です。
さえずりとして、ふくろうの一種らしく「ホーッ、ホーッ」と連続して鳴きます。

低地の雑木林など大木のあるいろいろな林を住みかとします。
神社やお寺の大木のある所など、人家の近くで見る事ができるのですが、例にもれず、大木が少くなり、昆虫もへってきて、アオバズクの数はめっきり減少しているようです。