鳥・鳥・鳥

『日本の鳥618』-山と渓谷社-VHS『日本百鳴鳥』『日本の珍鳥』-シンフォレストDVDの撮影者佐藤進の妻が書く鳥雑記

ヤマドリ(山鳥)

1999-05-15 | バードウォッチング
ニワトリより少し大きめで、キジより尾羽が長く、赤褐色の鳥です。
地上性で草むらの中にうずくまってじっとしていたり、餌を食べる時はニワトリのようにゆっくりと歩きながら、枯れ葉や木片の下にいる虫などをついばんでいます。
飛ぶ時は低く真っ直ぐ飛んですぐ地上におりたち、両足を交互にはこんで走るように速い足取りで移動していきます。

このプリントは3月下旬に、蓼科で夫がビデオ撮影したものです。
4.5日前に降った雪が残っていたので、このようなプリントになりました。雪のために山では餌がとりにくくなり、平地に出てきたようです。

朝早く埼玉を出発し、蓼科に9時ごろ着き、草薮に向かって三脚を立て、先ずは双眼鏡で一通り見回してからと何気なく見ていましたら、さっそく草薮の中にメスがうずくまっていたのです。
あれっと思ったらオスもメスの斜め前にいて、左右に動いているではありませんか!手前の太い木に遮られてオスを見失っても、メスが全く動かずにいたので、またオスも戻ってくると安心して待っていました。

ここはペンションの多い場所なので、利用客が散歩したり話し声がしたりします。これが幸いしたのか、人が近くを通ったためにオス一羽とメス2羽が草むらから手前に出てきました。
でも、はじめに書いたとおり、速足で移動していき(開けた所で餌をついばんでくれればよかったのに)建物の影に入っていき、どこへ行ったか追いかけるわけにもいかず残念でした。