鳥・鳥・鳥

『日本の鳥618』-山と渓谷社-VHS『日本百鳴鳥』『日本の珍鳥』-シンフォレストDVDの撮影者佐藤進の妻が書く鳥雑記

ヨタカ(怪鴟)

2000-08-15 | バードウォッチング
 夜行性で昼間はほとんど、枝にとまったまま寝ています。
腹ばいの姿勢で、特徴のあるシルエットですので、見るとすぐわかります。
針葉樹林によく見られるのですが、松の木にじっとしている姿は、保護色でほとんど見分けがつきません。

キョッキョッキョッ・・・と鳴き、山奥のほうから(新潟の奥胎内で聞いた事がある)聞こえてきたりすると、もの悲しく 子供の頃を思い出します。

このプリントは舳倉島で撮ったものです。
海岸線に沿って歩いていると、低木の林と海岸までの岩がごつごつした所にとまっていました。
昼間なのにめずらしく元気な顔をしています。

4月中旬から5月上旬にやってきて、11月上旬くらいまでいます。
5~6月頃よく鳴くようです。
奥日光のあるホテルの玄関前の庭先に、この時期には必ずやってきますので、キョッキョッと鳴くのを聞く事ができます。
5月のゴールデンウィークにはここ数年 毎年 舳倉島(金沢の輪島から船で1時間30分)へ渡ります。
周囲6Kmのちいさな島ですので、渡りのこの時期は多くの野鳥を見る事ができます。
佐渡ケ島くらいの広さになると、渡ってきた鳥も散らばってしまい、目にするのがむつかしくなります。
ここは面積103k㎡・海抜12.5kmで、険しい森もなく野鳥の密度が高く 私たちには労せずして多くの鳥を見る事が出来る訳です。
GWは島中がフィールドスコープを持った人たちであふれています。