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冥王星

2006年08月25日 00時34分43秒 | 巻十 クラシック音楽・吹奏楽
冥王星外し、惑星数8に 国際天文学連合が新定義 (朝日新聞) - goo ニュース

あらら、アメリカ面目丸つぶれというニュースなの?
深読み?

ホルスト:惑星
アンドリュー=デイヴィス指揮
トロント交響楽団, トロント少年少女合唱団
東芝EMI

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第1曲 火星(戦争の神)
第2曲 金星(平和の神)
第3曲 水星(翼のある使いの神)
第4曲 木星(快楽の神)
第5曲 土星(老年の神)
第6曲 天王星(魔術の神)
第7曲 海王星(神秘の神)

ホルストがこの曲を書いた1916年、
冥王星はまだ「発見」されていなかった。
だから、この組曲には当然のように
「冥王星」という曲が、無い。
76年ほどで、ホルストの時代に戻ってしまった。
(ちなみに後年「冥王星」が他人の手で加えられている)

---------- キリトリ -----------

このニュースの意味するところは意外に深いような。

世の中でさも当然のように受け入れられている事象でも、
言ってみれば定義次第でその存在が突き崩される。

この自分が普段目にしているこの世界でさえ、
もしかしたら極めて曖昧模糊かつ相対的な
モヤモヤしたものなのかも知れない。
手塚治虫の「火の鳥」の未来の話であったような、
すべての実体が岩のように見えてしまう衝撃的な視覚異常、
そういうものの見方をひとりひとり独自に持っているのかもしれない。

何が言いたいかというと、
いかにも定説とか常識らしい振舞いをしている現象に対しては
ありったけの疑いの目をいつも忘れない態度で。
そういう優しく冷ややかな想像力を忘れずに。

「絶対」なんてどこにもない。
王様だって裸だったのだ。

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