ふるさと納税(人生が少し豊かになるお話)

2022年02月08日 06時44分00秒 | 巻二 起居注
昨日、gooブログさんから、



ふるさと納税について振られたので。

確か6、7年くらい前に一度記事書いたな、と探してみた。

あったあった。
2015年。11月だ。覚えているもんだな。


さ ふ 納 的 る と 税 #gooblog https://blog.goo.ne.jp/dsch_sym11/e/ffbe8ce5467aef3b90117f34892b0853


当時の文章を、ほぼそのままコピペします。
一部、今では使わない修辞が含まれていますが、趣旨は今の考えと変わりません。
せっかくなので、画像もそのまま再現しましょう。
当時の空気感、再現。

以下、コピペ。




納税、って言っても
これって納税なんかじゃ全くなく
むしろ税金を納める行為とは真逆の、
納税額を少なくする控除の仕組みなんだけど。
こういう言葉のマジックでまず幻惑する気満々か。

要は寄付の話なんで。


ぁぃぁぃぁぃぁぃぁぃぁぃ



百歩譲って。

各地方団体の創意工夫で寄付を集めましょう、と。
そのためには、通販カタログめいた返礼品合戦も、まあいいでしょ。
「寄付」する側が一体どこの地方団体にキフしたのかわかんなくなるような
百花繚乱のお返し合戦もいいでしょうよ。

それで、財政規模や税収規模の小さい地方団体が潤いました。
結構なこととしましょう。
その結果、人口が多い(つまり寄付者の絶対数も多いだろう)都会の自治体が
本来得られるはずだった個人住民税収が減ったとしても
もともと規模が大きいんだから、屁でもないでしょう、と。

まあ、それで税収の偏在とやらが均衡に向かうことを歓迎するならそれもよし。



ただね、
寄付者は都会にだけ住んでるんじゃないんで。
北海道のA町がものすごく魅力的な返礼品メニューを打ち出して全国的に注目され、
四国のB村の村民がこぞってA町に寄付して控除を受けたら
B村はたちどろにダメージを受ける。都会のダメージとは非にならないくらいに。

そうならないように、各地方団体は頑張るんですね。

まてよ、これって地方の自治体間の競争ですよね。

消耗戦ですね完全に。奪って奪われ。
国はさほど痛みません。

所得税の控除で税収は減るでしょうが、
それでもからくりは用意されています。
今年度から導入されたワンストップ特例を申請すると
所得税で控除されてた分まで地方団体側の控除に「押し付けられ」るので。



要は、地方創生とか言って
地方同士が壮絶な消耗戦を繰り広げているのを
国は上から眺めている構図。じゃないですかね。

まあこの論の65%くらいは片山元総務相のパクリですが。


ぁぃぁぃぁぃぁぃぁぃぁぃ



「ふるさと納税」によって、地場産業の販路が拡大とか
そういうプラス効果があることは知ってます。

でもね、
本来税金って(特に地方税って)住んでる場所に納めるもんでしょ。
ゴミ集めたり道路なおしたり検診したり。
益を受ける人が、その場所で相応の負担をする。

原則論って流行らないのかね。


ぁぃぁぃぁぃぁぃぁぃぁぃ



あと、財政力のある東京名古屋大阪とかの大都市が
本気を出して返礼品合戦に参戦したら、
さっきのA町B村の例が強烈な形で実現するかも。
全国の寄付がそんな大都市に集中して、地方の税収は減減減。

大都市が本気になれば(まあコドモじゃないからやらないでしょうけど)
理論的には十分可能な制度ということで。

「企業版ふるさと納税」?
さらにッコミどころが多くてなあ。

以上、宇宙から電波を受けてキーボードを打ちました。
私は何のことか判りませんwww


以上、コピペおわり。

今でも一切、考えは変わってません。
むしろ、思いは強く。

振り回される自治体を責めることも出来ますが、彼らもある意味被害者。

真に責められるべきは、菅元総務大臣でしょうか。

この変な制度に異を唱えた総務官僚幹部(まったくの良識人)は、菅に更迭されています。


それにしても、昔の自分の文章ってほんとに気持ち悪いな、、
文末の「www」とか、今では絶対に使わない。

そんなお話。



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