ジャムシードの酒盃

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イスラム聖職者協会幹部、スンニ派横断組織設立に意欲

2005-02-12 | 外交・国際
イスラム聖職者協会幹部、スンニ派横断組織設立に意欲 (読売新聞) - goo ニュース

混乱しながらも、イラクの民主化は順調に推移している。
スンニ派の離脱は予想されていたが、シーア派がシスターニ師を中心に団結を見せたため、逆に浮き足立ち、今回の様な行動に出てくる。
これは、シーア派の妥協しだいで政権に取り込めるし、排米も加速していくだろう。

イラクの自立と独立のためにはアメリカに悪役になってもらわなければならない。
アメリカという悪役あってこそ、シーア派とスンニ派の団結が生まれるのである。

現在、選挙に対する報復として、スンニ派のゲリラ組織がシーア派へのテロを強化しているが、このようなスンニ派の総合的窓口ができて、シスターニ師と話し合う機会が増えれば、排米という共通の目的で団結していくことになるだろう。

サウジ地方選 政府、反王室の動き警戒

早速、サウジアラビアも変化し始めている首都のリアドでは初めての選挙でスンニ派のワッハーブ派が全議席を掌握した模様。半分は王室が指名するので、民意と王室とのマリアナ海峡の様な大きな溝が浮き彫りになった。
明らかにイラクの民主化が波及して、サウジの反米が表面化してきている。
サウジアラビア王室は実権を議会に委ねはしないが、今後、権力と権威の合法性を立証しにくくなるだろう。

イラク戦争に勝ったアメリカは、勝った事によって、今まさに敗北へ進みつつある。