Dream-Speaker

有縁の方々のインタビューを通じて、共感と共有の種を播き、育てたい。

平和寺の日常のひとこま

2012年10月28日 | スリランカ Sri Lanka
平和寺ってこんな寺院

スリランカ・コロンボにある平和寺の日常のひとこまを写真でご紹介します。


Sama Maha Viharaya(平和寺)の門扉部分。仏旗は、使い方次第でおしゃれなデザインになる。


Sama Maha Viharaya(平和寺)では、以前に、日本の有名な僧侶から幼稚園建設の支援を受けたことがある。


上座部仏教の寺院で最も大事な設備でもある、仏塔。


上座部仏教の寺院で、仏塔の次に大切な要素「菩提樹」。


菩提樹のまわりには常に信徒さんがいて、瞑想や礼拝、読経をする。掃除も行きとどいている。


菩提樹の枝にくくりつけられたタペストリー。三宝(仏法僧)への帰依と功徳を書いている。


Sama Maha Viharaya(平和寺)の本堂。


菩提樹のそばにある台と、菩提樹の葉をかたどったろうそく台。


上座部仏教の寺院を訪問する時に必ず目にするもの。


日本からの支援で建設された敷地内の学校。


夕暮れに浮かび上がる本堂。


参拝者がろうそくの明かりをささげて行く。


夜の礼拝に使う花を、信徒さんが作りはじめる。


菩提樹の葉のろうそく台にも明かりがともる。


小僧さんたちと遊んでいたら、突然、彼らが整列して歩きはじめた。子どもの顔から僧侶の顔に変身する一瞬だった。


境内を整然と歩きはじめる。


夜の礼拝のはじまりだ。


まずは、仏塔に向かう。


仏塔を一周。


菩提樹を一周。


最後に皆で本堂に入る。


礼拝。


礼拝。


法要の途中で、白い糸を皆で持つ。


小僧さんではないが、平和寺に住んでいる子どもたちも参加する。



この日、菩提樹のそばから何時間も離れない女性がいた。彼女は足に包帯を巻いて、歩くのもつらそうだったが、菩提樹のまわりを行道していた。ただ一心に手を合わせ続けていた。夜の礼拝がはじまり、小僧さん達が菩提樹を一周する時、彼女が小僧さん達に頭を下げて礼拝し続けた。彼女の祈りの内容は誰にもわからないし、そもそも誰にも届かないかもしれない。仏教の厳格な部分で言うと、欲望を満たすためのお願い事としての祈りは存在しない。だから彼女がどんなふうに思っていたのかは、誰にもわからない。でも、そういう人が少年僧侶たちに心を託す。彼らはそれを受け取って、成長していく。
人の悩みや、悲しみ、苦しみ。願いや、喜びや、希望を知らなかったり、共感できない人は、僧侶になる資格はない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿