Dream-Speaker

有縁の方々のインタビューを通じて、共感と共有の種を播き、育てたい。

ピンナワラの象の孤児院と、そこにいたノラ犬の話し。

2012年10月30日 | スリランカ Sri Lanka
pinnawala elephant orphanage 象の孤児院


pinnawala elephant orphanage 象の孤児院

コロンボから少し離れた町ピンナワラに、pinnawala elephant orphanage 象の孤児院がある。
多くのゾウが引き取られ、生きている。


pinnawala elephant orphanage 象の孤児院

周囲には観光客を対象にした土産物屋があり、名所として扱われる。
私が訪問した時も、ヨーロッパ、アメリカ、中東の観光客が大勢おり、象の群れが移動するたびに歓声が上がっていた。

pinnawala elephant orphanage 象の孤児院


pinnawala elephant orphanage 象の孤児院の有名なお土産屋さん。象のウンチで作った紙を販売している。


pinnawala elephant orphanage 象の孤児院。象のウンチでできた紙を店の奥で干している様子。

私は、美しい光景、美しい瞬間、そういったものに突き動かされて、行動することが多い。
それをだれかに分かってもらおうと、いつも四苦八苦するのだが、最近は、もうその説明をやめても良いかと思うことがある。なぜかと言うと、事実として、その光を見たのは、私だけだったから。どんなに言葉を尽くしても、それを見たのは私だけだから。何もかも伝えようとする必要はないのだなと思うことがある。

後ろ右足が委縮して小さくなって、ぶら下がっているだけの犬が、象の孤児院に至る石畳を、歩いて行った。
彼があるいても、だれも象のように歓声は上げない。


pinnawala elephant orphanage 象の孤児院と、ノラ犬の話し

彼は、誇り高く片足ではねて、誇り高くゴミ捨て場に餌を漁りに行った。
そして誇り高く、誰かの食べ残しを食べる。
彼は誰にも保護されることはなく、ほめられることもなく、彼のままで生きる。


pinnawala elephant orphanage 象の孤児院と、ノラ犬の話し

私は、光を見ることができる眼を授かったことに、感謝している。


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