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Life is a journey - 3人乗りの船で人生を航海中

希望学部をどう選ぶか(3)


旅行記の続きをあげる予定でしたが、写真をアップしたり、コメントを入れたりと予想以上に時間がかかるので、先に1つ別な記事を書きます。






希望学部を、どう選ぶか(3)





とうとう、学部を選ぶ時がやって来る。
11月には、最終希望学部を提出する事になる。
学部について、ハッキリと希望を言わない息子。
何を聞いても、「よく、わからない」ばかり。
話そうとすると、逃げていく。


いやいや、これアンタの人生ですやん。。
人生の主人公は、アンタ自身。他の誰でもない。


のらりくらりとかわしていたが、とうとう、決めなければならないのだ。


先日、部活動がらみで、息子が先輩と会う機会があった。
そこでいろいろ大学のことを聞いてきたらしく、
珍しく、息子から将来の学部のことを話してきた。


「○○の資格を取るためには、サークル活動も、アルバイトもできないんだって。
ものすごく大変だって。オレ、そんなに勉強ばかりの大学生活は、絶対に嫌だ。サークルにも入りたいし。」


「。。。。。そう、やっぱりそんなに大変なんだ💦」


「うん、大変だって。先輩は、○○を目指すのは諦めたんだって」


(このタイミングに、先輩からそんなこと言われたら、間違いなく○○について、ネガティブな印象を持つなぁ。。)


一緒に大学の学部の資料を見てみた。
今まで優先順位が高かった学部の資料を見て
息子はこう言った。


「なんかさぁ、ピンと来ないんだよね。面白そうだと、全然思えない」



「ま、パット見る限り、そう見えるよね。でも、他の学部でも結局は同じだと思うよ。」



「俺、こういう授業、すごく興味あるんだ」
そう言って指差すのは、


。。。。


。。。。



今まで下の希望順位だった学部だった💦





「ゼミが、おもしろいらしいよ。8割くらいの人が入ってるんだって。
見て!○○○○についてのゼミがあるよ!!!
こういうの、面白そう😆」




。。。。。。。。












え。。。。。。。
急に意見が変わった⁉️
それは、先日会った先輩のせいなの?





○○を目指さないのは、別にイイ。
でも、学部自体の志望を変えるとなると、話は別だ。



息子が〇〇になりたい、と言った職業に何人就いているのか?
国家公務員、地方公務員、どんな公務員にどれだけの人が合格している?
その学部に行くと、専門性は身につけられるのか?
そしてその専門性が反映される資格はあるのか?



公務員がコケた場合、大手企業であっても、営業職になってしまうのではないか?(営業職自体は素晴らしい。ただ、息子がその適性がないので、出来れば避けたいと思っている)


ああ、営業職に向いているような社交性◎な子であれば、ここまで細かい事項に悩む必要はないのだが。。。



どうする?
どうすればいい?
息子が楽しいと感じる学問を優先すべきだ。
そんな事は わかっている。



でも。。。



今まで、細々と続けてきた資格試験はどうなるのか?
朴訥で、言葉も少ない、忖度なんて全く出来そうにない不器用なこの子が、社会で逞しく生きていくためには、専門性を身につけるか、利潤を追求しなくて良い組織で働くか、そのどちらかしかないと思うのだ。


友達は言う。


心配しすぎだって!
そこまで親が心配しなくても、子供は自分でなんとかするから大丈夫だって!


確かに、私は心配しすぎる。
でも、これが
親が子に出来る最後の「羽ばたき、飛び続けるための準備」じゃないかと思うのだ。
もし、子が自分の希望だけで学部に進み、特に専門性も身につけず、就職したはいいが、自分の得意分野を生かせる職種ではなかった場合、どうなってしまうのか?
私は、現場で嫌というほど、見てきたではないか。



例えば、営業の過酷さ。
頭が良くても、数字を稼げなければ、その人よりレベルの低い大学出身者からも馬鹿にされてしまう現実。

勉強して、深い製品知識を身につけ、完璧なプレゼンを実施しても、
ノリが良くて、客の懐に飛び込んで行ける人の方が何故か数字を稼いでしまう現実。

対人間であるから、知識の量に比例せず、「感情」のような曖昧で捉えどころのないものに支配されてしまう。

「自分には、どう頑張っても、足りないものがある」
と思い悩む人も沢山いること。

場合によっては
「君にはもっと良い職場があるんじゃないか?うちの会社にとっても、君にとっても、このままだとお互い不幸だ」などと退職勧奨され、プライドをズタズタに引き裂かれる事もフツーに起こり得ること。

そんな状況に必死に対抗し、然るべき人を立てて争っている人。

笑顔なんか、ずっと昔に忘れてしまったように見える人。

条件が良い会社であればあるほど、待遇が下がるのを恐れて、感情を無にして働き続ける人が一定数いるということ。

どんなに、生活のためだと割り切っても、そこからこぼれ落ちる後悔と憎悪。

「自分は、本当はこんな所で終わる人間じゃない」
声にならない叫びを心の中にひた隠す 一瞬の表情でそんな一面が垣間見えることもある。


もちろん、営業職種には限らず、全ての職種のミスマッチが、その人を不幸にする。


先日、最後の挨拶に会社に来た銀行の法人担当者。
自分は大学ではプログラミング組んでたんです。銀行の中のそういう方面に進みたいんですよ、DXとか。すごくやりたいんです、とずっと言っていた。
若干26歳。
落ち着いていて、すごく頭の良さそうな子。
神奈川出身で、絶対に関東から離れたくないと言って。
でも。。。。。。。
企業は、結局、その人の希望など見てはくれない場合が多い。
来週から大阪の支店に転勤となってしまった。
もちろん、DXの部署ではなく、法人担当として。

「ぶっちゃっけ、大阪で転職活動しようかと思ってます」そう言って悲しそうに笑っていたが、私は息子をそこに重ねてしまった。



息子が本当に楽しいと思える学問を勉強させてあげたい。
でも、その進路が、彼が思い描く道に本当につながっているのか?
先輩の一言で、今まで考えていた道を諦めてしまって良いのか?


息子の将来を思って、アドバイスすること自体、
もしかすると、息子には不必要なもの なのかもしれない。


でも、最低限、親として情報を集めることだけはしたいと思う。
息子はまだ未熟で、社会については、まだ何も知らないから。。


大学4年間、もしくは社会人になってから、急激に成長し、社交性を身につけられる確率は、残念ながら少ないと思う。


息子の本質を変えようとジタバタするのではなく、
息子が彼らしく生きるために、何を大学で専攻して、どんな職業につくのが良いか、親として最大限情報を集めて、状況を息子に伝えていきたいと思う。


それで最終的に選択するのは息子。
私たちに彼の人生を操作する権限はない。


学部選択、最終段階に来て
まさか、こんなことになるとは。。


1学期の成績は、今までと変わらなかった。
得意なものは、相変わらず得意。学年順位は知らされなかったが。クラスでは1番だった。
苦手なものは、相変わらず苦手。
この得意な教科を、息子は大学でも勉強したいと言う。
たとえ、資格取得が難しくなっても
息子が笑顔でいれれば、それで良いのだろうか?


本当に決断が難しい。。




























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