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松浦 晋也氏:年金、これで国を信じろと言うのか

2008-02-01 02:17:22 | 政治経済
松浦 晋也氏:年金、これで国を信じろと言うのか
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/bookreview/36/index.html?cd=sjm
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 一言、“怒”である。

 今回の2冊を読み終えて、怒ることなく笑っていられる人は、よほどの人格者か極
度の鈍感かのどちらかだ。そろそろ確定申告の時期だが、読み終えて、なおかつ気持
ちよく税金を支払える人は聖人君子か、または認知症が始まっているかのどちらかで
ある。

 それほどまでに、今回の2冊の読後感は悪い。後に残るのは憤怒の感情のみである
。それも今わたしたちが生きている日本という国、わたしたち国民の代表である日本
政府に対する、引き裂いてやりたいほどの怒りの感情だ。なにしろ両書とも、はっき
りと「国が国民から金銭をくすねていた」「社会保険庁という官僚組織が、国民に金
銭的被害を与えていた」という、まがいようのない事実を突きつけてくる。

 この気色悪さをどう形容すればいいのだろうか。社会保険庁は、我々の財布の中に
直接素手を突っ込んで、少なからぬ金銭をかすめ取っていたのである、

 「消えた年金を追って」は、この問題に気が付き、国会において追求の最先鋒を務
めてきた民主党議員による現状報告だ。一方、「年金大崩壊」はフリージャーナリス
トが公開資料と脚とを使い、この問題を追及した本である。


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▼書評(第35回)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/bookreview/36/index.html?cd=sjm

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