虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

前提条件~歴史的V逸の二

2008-10-11 23:21:56 | タイガース(プロ野球)
(その一)球界の格差拡大で貯金20程度は異常事態ではなかった

ヤクルトからラミレス、グライシンガーのタイトルホルダーが前年優勝チームへ
広島から4番新井が前年3位のタイガースへ
ドラゴンズから3番福留が抜けたがFAで和田を補強するなど

一方で下位のチームは抜けるに見合うほどの補強には至らず
ルイスが大当たりした広島が3位を脅かすに止まった


前半はタイガースが抜けて走っていた形だが、今年(現在の格差状況)ではむしろ正常なのはタイガースの貯金。兎とドラが変にもたついている…
優勝ラインは上がって当たり前、というのがシーズン前からの考え方で、非常に気持ちの悪い独走だった。


(その二)昨年のタイガースの猛チャージは「失敗」なのである

昨年のタイガースの猛チャージ(一部ではタイガーチャージ)は失敗作である。
10数ゲームも離されたり、一時最下位にもタッチしたりした後で、派手な追い上げに見えたが、結局あれは「成功しなかった」。
一瞬だけ首位に立ったものの、結局優勝できなかったのだから。
失速ぶりも顕著だった。

ただ昨年に関しては、現場で、現有戦力でベストを尽くすべき監督という立場からして、岡田監督の戦略は支持する立場だった。
残された「強み」であるJFKを前面に押し出した戦い。
それはまさに玉砕戦法ではあったが、一定の戦果を挙げたとは言える。



ただ、それは王道でも常道でもない。
繰り返してはならない。
それを岡田監督なら理解している…そう思っていた。

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