虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

マスコミの大本営体質

2006-01-21 17:49:50 | Weblog
[八百のっそり]

朝のテレビニュースを耳で聞いていると
「ゴルフワールドカップの宮里横峰組が奮闘、次はスポーツ」
と言ってCMに入った。

そして……結果はというと好スタートも崩れて初日は最下位。
(??)
頑張っている、という意味で「奮闘」はアリという向きはあろうが、僕はスッキリしない。

確実に、言葉の使い方によって、視聴者を引っ張る、という意図が見える。
例えば、「退却」を「転進」と言い換えて敗北の事実をボヤかした戦時の新聞、そして大本営発表と根っこは同じである。
従うものが軍部か、視聴率か……そういう違いだけである。
(警察発表の鵜呑みなど、お上との文字通りの馴れ合いも続いているが)

プロ野球の結果速報などで、技術を磨いた彼らマスコミには、言葉の選び方や編集の仕方で、ある程度以上は視聴者を「引っ張れる」ことを学習し、確実に意識して使い分けている。

人気がある時は(視聴率という神のために)ホリエモンを使い……そして今は……
これも同じだ。
ホリエモンのうさんくささを敢えて見逃してきた連中がねぇ……と、こちらは醒めて見るしかない。

フジとライブドアのニッポン放送争奪戦なんかでも、どちらも応援する気の起きない、敢えて言えばどちらがよりイヤか、という「同じ穴のムジナ」の戦いにしか見えなかった。


本当に、今のこの国には信じられるものは数少ない。

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