虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

競馬崩壊の足音

2005-02-17 10:36:26 | 競馬もろもろ
前にも一度書いたことだが、新馬の血統を毎週ザッとチェックしていると、レベルの低下が目に付く。
兄姉馬が公営で走っている上に、そこで未勝利ばかり、という馬が少なくない。
そういうところから、突発的に走る馬が出ることはあるが、そのパターンではない。

・公営競馬が次々廃止されることに伴い
・今までの売り先がなくなって流れ込んできた
・しかし、淘汰が起こるならば、低レベル馬に対して
・中央に起こる影響は、公営的良血馬の流入としてではないか?

そこで想像力逞しく仮説を立てる
・目端の利く(能力の高い)生産者はすでに転身しつつある
・その過程で、中堅の能力を持つ繁殖馬から淘汰されてしまった
・借金漬けで商売替えする気概も踏ん切りもない生産者ばかり吹きだまる
・低位の繁殖馬から生まれた低位の馬を、旧来のコネを使ってネジ込んでいる
・中央の調教師でも馬集めに汲々としている低位の調教師が受け入れる
・しかして、低レベルの馬が紛れ込んだ低レベルの競走ができあがる


経済上の理由で競馬場を閉めてしまう地方自治体は悲しいが仕方がない……として
まるで自分のところだけが黒字ならば、なんとかなると思っている
あるいは、役人だから自分の在任期間に黒字を減らしたり赤字にならなければ良いと思っている
そんなJRAの姿勢

JRAが「中央競馬会」ではなく「日本競馬会」として統合管理を考えるとか、そういう動きがない限り、この衰退崩壊は確実に進む。
すでにゆっくりしたスピードでさえない。

数年前の香港における日本馬3連覇の快挙、前後するエルコンドルパサーなどの海外での活躍。
当時、元のホームページで「これがピークかもしれない」と書いたことが、現実となっていくのだろうか。

最新の画像もっと見る