虎(黄にゃんこ)と馬と猫

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ラグビーパシフィック・ファイブ・ネーションズ最終結果

2006-07-02 13:31:53 | ラグビー
日本は最終戦のフィジー戦で15―29と敗退。4戦全敗の最下位。

ただ、一戦ごとにコンタクトプレーに進境を見せ、これまでの情けなさばかりの日本代表とは、ちょっと違うぞ、というところを見せてくれた。
戦術的にはまだまだ、最後の最後は攻め込みながらトライを奪い切れず、苦し紛れのプレーで逆襲を食らう……ということであった。
しかしながら、【低レベル】と言われようとも【最後に同点に追いつけるかもしれない状況で攻め込む】なんてことは、これまでなかったのである。
残り20分にはガス欠でボロボロ……ちょうどワールドカップの日本代表と同じように[タイマー]がくっついていたのだから。

一段か二段上の相手と毎週試合することにより体が慣れて対応できるようになっていく。強化の道筋に小さな灯りがともった感じ。
元サントリー現神戸製鋼の斉藤裕也が2年間の海外チーム所属から戻ってきた時「自分の体が縮んでいくのが怖かった」とか、そういう内容の発言をしていた。大きな体の選手にモマレて一回り大きくなった体も、日本でのプレーに慣れるとアッサリ戻ってしまった、というのだ。
バレーボールやバスケットボールの女子チームが男子チームと強化練習をやるように、恐れず格上と鍛えて、「耐えられる」体力をつける。

その上で、自分たちの特性を見極めた「点を取る」プレーの熟成だろう。

現在のフランス人監督とラグビー協会が、どこぞのブラジル人監督たちと違う強化を貫いてくれることを、期待したい。
行けるもんなら大阪に行きたかったな。


日本、フィジーに敗れる 太平洋5カ国対抗ラグビー
朝日新聞