二百名山クジラのデンデケ放浪記

二百名山クジラ(ドラ猫)が歩く飲んだくれ放浪記です

イスタンブ-ル(1/26)

2012-01-27 07:16:14 | 日記
帰国予定まで1週間となってしまいました。
トルコリラもなんだか心細いですが、宿と朝食はあるので...
昨日はダ-ツリ-グの緒戦だったはずですが、のぶさんブログに
何の記述もありません?
無残に敗退したのでしょう(泣)
さて、イスタンブ-ルも5日目。観光も少しこじつけっぽくなってきます。
トラムでトプカプへ出て、スルクレ通りを歩きます。テオドシウスの城壁が
この辺は綺麗に残ってます。散歩してるトルコ人しかいませんし、大通りには
歩行者信号が無いところが多く、ビュンビュン飛ばす車を縫って渡るのはある意味
インドより危険です(泣)
エデイルネカプ交差点から右に折れて市街地へ。相変わらず坂を上ったり下りたり
しながらカ-リエ博物館。修道院として建てられ、イスラム寺院に改造されてという
トルコでありがちな経緯をたどってます。壁や天井のモザイク画が見事です。ウンアッ
と口を開けて上ばかり見ていたら車酔いみたいに気持ち悪くなります。
そこから一気に坂を下りてコンスタンテイノ-プル世界総主教座。途中で、埠頭に
出勤中の若者が、手に持ったポットを掲げて、ワンダラ-、ネスカフェ!としつこい
です。同じ方向に歩いているためいつまでたっても話しかけてきます。そのうちに
ワンリラ!に値崩れします(笑)
行ってみたらただの教会でした。海沿いの道を左に折れてしばらく歩くとエユップ・
スルタン・ジャ-ミイ。ムスリムにとっては重要な聖地だそうで、門前の商店街や
売店も賑やかですが、あくまでも対トルコ人なようで、観光客&異教徒は私だけです。
歩き詰めで疲れて広場のベンチで休憩してると、カラフルな布を被った女子高校生3人組
が通りかかります。モスクを撮るふりをしてますが、ファインダ-は絶対私を向いてますね
(笑)ま、盗み撮りは私も良くやってるのでお互い様ですか。不自然に私の前を行ったりきたり
して、頭を寄せてコソコソ打ち合わせてます。英語の文章を確認してる声が聞こえます。
意を決して話しかけてきました。どっから来たの?名前は?トルコはどう?私は日本好きよ!
(そういえば父親の名前や妻子の情報は聞かれなかったなあ)その辺でボキャブラリ‐が尽きた
ようで、バ‐イッと仲間のほうへ行ってしまいました。イスラムも中々砕けてきてます。
モスクの中ではまだ昼のお祈りが続いてます。おおッ!初めて中にこれ以上入るな!の
柵がありません。異教徒なんか来ないんでしょうねえ。すっきりした装飾は美しく、お祈りを
BGMに胡坐をかいてると後ろから肩をトントン?箱に入ったお菓子を配ってます。分け隔て無い
接待が心に沁みていい気持ちです...
のんびりした後、湾の向こう側にあるテ‐マパ‐クの、ミニアトウルクに行きたいんですが、
橋は歩いて渡れないし、埠頭から出てる船はエミノニュ方面へのものです。ウ‐ン?
あれ?左の外れに怪しい平舟が5艘ばかり繋いであって、おじさんが暇そうにしてますね。
しばらく様子を見ていると、トルコ人は何やら交渉して乗り込み、ミニアトウルクの方へ
渡っていってます。私も近づいて行くと、おじさんがミニアトウルク?ハウマッチ?
英語は喋れないようで、ポケットから札を出して示します。15リラ?そりゃ高いだろう!
フルフル首を振ると、別のトルコ人を乗せて行ってしまいます。ここまで来て寄らないのも
癪だなあ、と佇んでいると、また別のおじさんが?私も?今度は10リラ札を見せてくれます。
いきなりのプライスダウン!よし、乗っちゃいましょう。(まだ高いと思うが...)
取ってつけたような桟橋に下ろされ、建物の裏側から濡れた芝生を踏みつけて表に回ると
ありました。10リラ払うと、イングリッシュ?と窓口の兄ちゃんが聞いてきます。ジャパ-ン
と返すと、オッケ-! ?ええーッ?日本語ガイドがあるんですって。トルコ各地の見所や
建物のミニチュアがあるんですが、その前にチケットをかざすと...音声ガイドが流れます。
日本語で!これは面白いッと順番に進んで行きますが、良く考えりゃ見たことない物ばかりです。
当然です、イスタンブ-ルしか知りません(泣)岩のド-ムもあったので上から目線で写真を
撮りますが意味あるんかいな?夕方になって手がかじかんできたので最後は端折って退散します。
ここからはバスで帰ります。来たバスに...おおっ、エミノニュってあるので大丈夫でしょう。
ピピツと乗り込みます。ラクチンです。
ガラタ橋を渡った所が終点で、丁度鯖船の隣です(笑)2つ買いましょう。
今日は宿の近くの店で赤白2本のワインを買って26リラ。鯖は箸でそのままつまんで、残ったパンを
手持ちのツナ缶に浸して食べると美味しいっ!この辺の鯖ってノルウエ-産らしくて、という事は
日本で食べてるのと同じ物ってことで、口に合うのは当たり前ですね。朝見かけた新たな若者が
蟲師ね-ちゃんと一緒に帰ってきました。若いのは仲良くなるのも早いですね。ただ。彼は明日
ブルガリアに行くそうで、なかなか落ち着きませんね。っつ-か私が落ち着き過ぎなんか(笑)
あと4日、そろそろ手詰まりになってきましたねえ...





イスタンブ-ル(1/25)

2012-01-27 00:24:58 | 日記
浪花ちゃんの添付の方が面白すぎて困惑してます(泣)
バックコ-ラスが主役を食ってどないすんねん?



浪花コメント:「水曜どうでしょう」の大泉洋さんの気分ですか?

朝から皿にパンを山盛りして食ってる、21歳娘をほっといて(こいつら3人は観光とかしないのかしらん?)お出かけです。

今日はトプカプ宮殿から。

浪花補足:一枚目写真参照

入り口には10カ国語で書かれた宣伝文句で、「音声ガイドを忘れないで下さいっ」とありますが、当然別料金です。(これは是非写真が欲しいがあるかなあ?)→ありまへん(浪花)

歩き方の見所ガイドでもトップに載ってるだけあって、朝から観光客だらけです。
特に今日は?中国人が多いなあ(泣)

大声でしゃべる、列をつくれない、写真だめっつってるのにバシバシ撮りまくる...あれ?大阪のおばちゃんみたいやな?



浪花コメント:こんなやつに言われてもなあ。。。

世界有数の大きさの「スプ-ン屋のダイヤ」は手のひらに入るくらいの大きさで、簡単に戴けそうです。



浪花補足:スプーン屋のダイヤ

子供の頃に読んだ北杜夫の怪盗ジバコを思い出します。

あ-いつかここに行きたいなあ、と思ってた所に47歳になってようやくたどり着きました!

宮殿の中にあるくせに、「ハレム」は別料金を取りやがります。せっかくですからはいりましたが、ここはツア-客の中国人もいなくて、気持ち悪いくらい静かです。
日本語のイメ-ジと違い、あまり色っぽくないのは勝手な思い込みでしょうか。


浪花補足:こちらのイメージですかね?

隣にあるのは考古学博物館。やたら場所をとる石棺が一杯あるのでだまされますが、たいした展示はありませんね。

トラムでカラキョイに渡り、小雨の中石畳の上り坂をゼ-ゼ-してガラタ塔。

テラスから360度の大展望だそうですが今日は雨天です。

ま、こんなのは山登りで茶飯事ですが。(雨男や雨女と登ってるので仕方ない)
ついでにそのまま登って、猫だらけのメブラ-ナ博物館を覗いてテュネルに出ると...


一両のちまっとした路面電車!→浪花補足:上記写真参照

鉄ちゃんの血が騒いで、特に目的はないんですが乗り込みます。(もちろんピピツで)

銀座通りみたいな人だらけの中をチンチン鐘を鳴らして掻き分けながら、歩くのより少し早いくらいの乗り物です。

2編成でタクスイム広場まで往復してるんですが、遊園地の猿列車みたいなもんです。

来た道を歩いて戻ります。おしゃれな店が立ち並ぶ中、道端でギタ-を弾いてチップを貰うオジサンが何組もいます。

欧州っぽいです。

歩いてガラタ橋を渡って鯖船へ。
今日も2つ買います(笑)せっかくトルコに来てるのに、鯖ばっか食べてます。

ギリシャではツナ缶ばっか食べてたし、貧乏旅行はツライです♪

同宿のうち、一人の男性はもっと安いドミトリ-に移動し、もう一人は夜行バスでブルガリアに旅立ちました。彼は世界一周航空チケットの持ち主で、この後リオのカ-ニバルとイ-スタ-島とマチュピチュに行くと言ってました。

思わず付いて行きたくなりますが、残りの持ち金は200ドルです...

残った箕面の娘は宿の本棚にある「蟲師」を読んでます。



浪花補足:「蟲師」(ムシシ)とは、アフタヌーンKCに連載された漫画、オダギリジョー主演で映画化されました。

グラップラ-とか、変わった嗜好の浪花っ子ですね(笑)

夜通し雨です...