最後だとわかっていたなら-ポエム- 2010-01-20 | その他 「牛の鈴音」の映画を観てきました。 日々の生活を漠然と過ごしてきた私にとっては、生きていくと いうことの意味を凄く考えさせられた感じがします。 その帰りに書店に寄って、ふと目についたのがこの本。。。 「最後だとわかっていたなら」という詩集です。 普段殆ど詩集なんて読まなくて、何でこの本を手にしたのかも 分からないのですが、少し読んでみてすぐ購入してしまいました。 アメリカの女性の方が自分の子供を亡くされて、その子に 伝えたかった事を詩にまとめて発表した本です。 大事な人を亡くされた経験は誰にでもあると思います。 私も、亡くなってから伝えたかった事や後悔の思いがこの本を 読んで色々思い出されて涙がでてしまいました。 同じ日に映画と本の両方で、生きていくことの意味、後悔を しない生き方などを考えるように提示された気がします。 「最後だとわかっていたなら」 ノーマ コーネット マレック(訳:佐川睦) あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら、 わたしは、もっとちゃんとカバーをかけて、神様にその魂を 守ってくださるように祈っただろう (一部省略・・) あなたは言わなくてもわかってくれていたかもしれないけれど 最後だとわかっていたら、一言だけでもいい・・・ 「あなたを愛してる」と、わたしは伝えただろう たしかにいつも明日はやってくる でも、もしそれがわたしの勘違いで、今日で全てが終わるのだと したら、わたしは、今日、どんなにあなたを愛してるか 伝えたい そして、わたしたちは、忘れないようにしたい 若い人にも、年老いた人にも、明日は誰にも約束されていない のだということを 愛する人を抱きしめられるのは、今日が最後になるかもしれないことを 明日が来るのを待っているなら、今日でもいいはず もし明日が来ないとしたら、あなたは今日を後悔するだろうから (一部省略・・) だから、今日、あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう そして、その人を愛していること。 いつでも、いつまでも大切な存在だということをそっと伝えよう 「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を 伝える時を持とう そうすれば、もし明日が来ないとしても、あなたは今日を後悔しない だろうから