きょうは楽しいことがありました。
神田川大曲塾の塾友、モリサワの池田さんから大きな荷物が届いたのです。「先日前触れのあったアレだろう」と見当はつけたものの、開梱してみてびっくり。
左右27センチ、天地38センチ、B4相当の上製本で、カバーの鎖国日本(ハポン)→異国MEXICO(メヒコ)と肉筆文字が目に飛び込んできました。、その下に難船栄寿丸の13人とサブタイトルにあたる書名があり、波に揉まれる和船が描かれています。
どうやら、池田さんは私のブログのジョン万次郎の項を見て、「栄寿丸のことを知っているか?」というのと、「メキシコでこんな日本語の印刷ができるんだ」という2つから送ってくださったようでした。
栄寿丸のことは全く知りませんでした。ジョン万次郎を乗せた土佐、中浜村のカツオ船が遭難して鳥島でアメリカの捕鯨船に救助されたのが1841年、栄寿丸がマニラ近海で漂流中にエンサーヨ号に救助されたのは、その翌年でした。
しかし、エンサーヨ号はスペインの密輸船でしたから、栄寿丸の13人は酷使された上、6ヶ月後にメキシコで太平洋岸の陸に追いやられます。
この本は13人がその後、メキシコでメキシコ人に親切にされ、帰国するまでの暮らしを絵で表現しています。
さて、話を「印刷」に移します。この大部な本の製版・印刷・製本工程すべてがメキシコで進められております。香港やシンガポールなどなら驚きませんが、なかなかの出来で驚かされました。ただし、カラーはフィルム分解によっています。
神田川大曲塾の塾友、モリサワの池田さんから大きな荷物が届いたのです。「先日前触れのあったアレだろう」と見当はつけたものの、開梱してみてびっくり。
左右27センチ、天地38センチ、B4相当の上製本で、カバーの鎖国日本(ハポン)→異国MEXICO(メヒコ)と肉筆文字が目に飛び込んできました。、その下に難船栄寿丸の13人とサブタイトルにあたる書名があり、波に揉まれる和船が描かれています。
どうやら、池田さんは私のブログのジョン万次郎の項を見て、「栄寿丸のことを知っているか?」というのと、「メキシコでこんな日本語の印刷ができるんだ」という2つから送ってくださったようでした。
栄寿丸のことは全く知りませんでした。ジョン万次郎を乗せた土佐、中浜村のカツオ船が遭難して鳥島でアメリカの捕鯨船に救助されたのが1841年、栄寿丸がマニラ近海で漂流中にエンサーヨ号に救助されたのは、その翌年でした。
しかし、エンサーヨ号はスペインの密輸船でしたから、栄寿丸の13人は酷使された上、6ヶ月後にメキシコで太平洋岸の陸に追いやられます。
この本は13人がその後、メキシコでメキシコ人に親切にされ、帰国するまでの暮らしを絵で表現しています。
さて、話を「印刷」に移します。この大部な本の製版・印刷・製本工程すべてがメキシコで進められております。香港やシンガポールなどなら驚きませんが、なかなかの出来で驚かされました。ただし、カラーはフィルム分解によっています。