「居丈高Ⅱ」 domani11
礼の無さ
孔子も泣かん
独裁の
国の裸の
王とその民
礼の無さ
孔子も泣かん
独裁の
国の裸の
王とその民
「波」 domani11
盛り上がり先尖り立ち崩れ落ち泡立ち這う 犬吠の波
果てしなく繰り返す波 塩匂う露天風呂より飽かずに見入る
波見れば想い出す波 黒潮の町の真白き波の幾重かな
「インパラの朝」 domani11
よくぞ無事
底辺の国の
街や村
こころ交わせし
凛な眼差し
※中村安希著「インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日」(集英社、2010年3月第6刷)
「名古屋城」 domani11
天守を背にして撮って 英語で話しかけ来しポーランドのひと
高層のホテルより眼にキャッスル大きなる見え飛んで来しとや
名城ひとまわりして汗吹き出東門傍のカキ氷美味