「信濃旅情」 domani11
「尖石」
様々に喜怒哀楽の顏をして数千年の 土偶の破片
現代のデザインかとも 縄文の土器の縁四角に広がりて
「星空観測会」
火星から月の先には土星木星と説く講師のレーザーポインター
天の川 薄いミルクの色をして川のように夜空を流れる
こども言うこんな星空初めて見たと わが孫にもぜひ観せたきものを
きょうはいいものをみたと 星空を観たこどもの声しんから満足気
「千畳敷」
さくさくと新雪踏みて仰ぐ峯宝剣岳を 千畳敷に
樹氷のまばゆく輝き東はるか南アルプスに富士が覗く
「コロナ禍」
撮影もマスクをつけてコロナ禍よ災厄年は写真に残る
「赤八ヶ岳」
夕陽浴び真っ赤に染まり中東の砂漠の山か 赤八ヶ岳