詩育日誌10.12いま世界はうなだれている⑨それもこれもあり
炊き出しは四階のゲームコーナーで (「五分で済みます」1000円ヘヤカットのサービス券ご持参ください...
詩育日誌10.13ごろん。
そこにひとつだけ意味が落ちているごろん。無防備にかわいらしくない音が欲に響くなんの意...
詩育日誌10.14そこに鬼が
たぶんあなたは空だからもーしもし!ごめんください。いつしか虚をもくもくと食べるという...
詩育日誌10.15何喰わぬヤギ
ケーブルドラムの上でヤギの啼き声が高音に伸びたその先っぽに生命のかがやきがたのしい未...
詩育日誌10.16いま世界はうなだれている⑩ひと休み
パスタ、ゆでたよ。ボローニャ風に消えてしまった主題となんどやっても解けない問題をトッ...
詩育日誌10.17いただき
散歩していると熟した柿が落ちてきたカラスがつついた残りだがいただき、です。ことばじりには干柿のように意味を吊るして大満足をぺろぺろ―チェ口のまわりはべとべと―チェきちゃねえズボ...
飼育日誌10.18パルクール、けろり。
どえれえきれいにたとえどづかれて倒れても立ちなおるのがはやいけろり。 不器用なまでに...
詩育日誌10.19ヤギの宇宙
きのうまでずっと真夏日でいきなり冬がアッパッパー秋はどこにかくれたあおくび大根おでん...
詩育日誌10.20いま世界はうなだれている⑪おい、コラ!
なんか変なやつが来たぞ柵の入り口でチャラッ、チャラッ、がボブディランしとるあんた、どこのもん? (カレー鍋の底でこげついた世界から) 風になんか吹かれとらんでワシのジャイア...
詩育日誌10.21あ、これだ。
なにもすることがないと言いながらなにかある自転車をこぐなにもない公園のベンチに座るな...