柵のなかを走る電車が
ごとん、ごとん。
この辺には
若けえもんがおらんけえ
軽トラがないと
日がたたん
ローカルな話題をひっぱって
やはり、津山線で。
といいたかった
地球の裏がわにある墓地にお墓参り
ラッピング電車ではないけど
横でも縦でもはなく
揺られるのは前後がいい
やわらかいタッチで
秋にさわって
山吹色のなかに
レモンと幸福をもってくる
ああ、そういうことか。
外で遊ぶ幼稚園児も
減ってきた
敏感な反応の
訳し方はいろいろある
いざ、出発。
あざやかな空に乗って
ごとん、ごとん。
二両編成のディーゼルを
牧草地に
引っぱってくる
記憶をかこんだ柵のなかまで
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