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馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

いま世界はうなだれている(35)バスク、満月パン。

カピカピ広場にのぼる月は
いい匂い
派手っ、ぽい。
カタリ派の

(12世紀の異端がこの広場で集会したらしいぞ

日曜日だけやって来る
ディマンシュという名の2CV
おんぼろトラックじゃ

(月のかたちのパンで荷台がいっぱい

そのために
おんどりといっしょに起きて
朝を告げるらしい
こだわりのパン生地こねる音で

(群れのながでいちばん偉いおんどりが最初に鳴くっておしえてくれた

ほんといい匂い
だからみんなきもちよく目が覚める
満月のうえには
三月のウサギはいません
ウサギのような三日月ならのっとる

(クロワッサンじゃっ、て、ガヤガヤさわぎながらヤギたちがきた

鼻みずカピカピ光らせて
飢えとるが
このめんどくさくかわいらしいひとたち
どっから来たん?
バスクから、
旗、ふっとるし。


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