
つらなりのほつれ fray of sequence(42)笑うラクダ理論
早送り映像のように、いいかげんな推論がラクダの背に乗ってウマの背を登る。 休憩中のラ...

詩育22.9.3 ハルピンは女真語で網干し場
ハルピンあるいは、ハルビンだったか西口にあった網干し場 動かそうとしても動かない現象...

つらなりのほつれ fray of sequence(41)ラクダ、かんべん。
後輩ラクダが上から目線で吐きつづける正論、かんべんしてや。を、カピバラ流にかき氷して。 砂漠というほどでもない砂丘を歩いているとき、水飲み場はどういう原理で脳内を移動するのか...

詩育22.9.1 ニワトリ、飼いたい。
ニワトリの伝道師がやってきた軽トラの窓からニワトリ見せて なんでも、受け入れよう。 ...

8月の山羊句
エンジンがだだっ広い田んぼの真ん中で突然止まる。8月はそこから始まった。荒野に見捨てられた感じから、密度濃い草むら、流星、木漏れ日、水風呂、鹿。うちわで蚊を追いながら、見た目涼しげ...

つらなりのほつれ fray of sequence(40)市場を、ニワトリ。
際限のない我儘にディーゼル車が停泊している、几帳面な市場をぎっしり積んで。 ニワトリ...

詩育22.8.29 ホタテ貝が、涙。
噴水がおののいて落ちるサンダルも履かず背なかを追いかけたこのポケットにひそませたナイ...

つらなりのほつれ fray of sequence(39)夏のドット②
日記帳の手書き文字はいつのまにか落とし込まれる、すべて平和という悲しい現場に。 青い...

青いイルカの夢(47)曇り空
アイスランドの秋からとびきりの、もの悲しさどうぞ。どうなってるのかここんとこ気にする...

つらなりのほつれ fray of sequence(38)夏のドット①
絵日記の升目に落ちる夏の木漏れ日が鹿の背中で白いドットになる。 夏休みには句読点をや...