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ドクトルかっちゃん[笑顔で元気] 1314KHzラジオ大阪OBC

ラジオ大阪(水) 17:45~パーソナリティーかっちゃん&仲みゆき・毎週お届けする医療健康情報です。

乳酸菌、酵母菌と乳酸菌生産物質の開発者「正垣一義」先生

2025-07-24 16:46:21 | 医療健康
いつも発酵食品を食べる様にお話していますが、発酵食品は整腸作用や免疫活性作用、血糖値上昇抑制作用、高脂血症改善効果、その他様々な働きがあります。
食べて短期間に効果が出るのは整腸作用ぐらいかも知れません。
でも、毎日数種類食べれば、1ヶ月~2ヶ月で様々な効果が期待できます。
そして、食事も和食中心にすれば、更に効果は高まります。
発酵食品は乳酸菌や酵母菌を発酵させた食品が多いですが、食べた乳酸菌や酵母菌の生菌効果はあまり期待できません。
食事をすると胃の中は強酸性で、腐敗菌はここで死にます。
多少生き残った耐酸性の乳酸菌も十二指腸で膵液や胆汁が混ざり強アルカリで死んでしまいます。
発酵食品の効果は乳酸菌や酵母菌が造る発酵物質やアミノ酸、有機酸、その他の成分です。
乳酸菌と酵母菌が発酵して作った有用物質=乳酸菌生産物質が様々な健康効果を発揮してくれます。
O-157やノロウイルスの毒性も、菌自体に毒性はなく毒素は菌が作った物質です。
乳酸菌生産物質は昭和7年(1932年)に研究が始まりました。
ヒントは仏教経典の涅槃業の中に乳酸菌の培養工程が5段階に書かれている事を西本願寺22代門主大谷光瑞氏が発見しました。
乳、酪、生穌、塾穌、醍醐。
乳を脱脂すると酪、有効菌の混合が生穌、沢山の菌が発酵して熟し、菌の分泌物(発酵生産物質)を分離抽出した物が醍醐(変化しない安定した物質)となります。
味を付けると乳味、酪味、生穌味、塾穌味、醍醐味となります。
醍醐味は、正垣一義氏が世界で初めて研究開発して、昭和54年(1979年)に現在の原料が完成しました。偶然、私は1980年に正垣一義先生と出会い、腸内細菌の研究を始めました。
当時先生は乳酸菌分泌液と言っていました。
正垣先生曰く「私は約50年の歳月をかけて、醍醐味を完成させた。
醍醐味=変化しない物質(乳酸菌分泌液)変化する物質は不安定である。
完成された物質(醍醐味)は時間、熱、様々な要因が加わっても変化しない。
培地から蛋白質や脂質、繊維質などを分離し「乳酸菌分泌液」だけを抽出する。
栄養素が含まれている状態では、変化する物質で不安定で醍醐味ではない。」
乳酸菌分泌液を培地から分離して、原液が完成したのは、昭和54年でした。
1981年当時、先生にご質問した内容です。
「Q&A (Qは私・井草。Aは正垣先生)
Q培養時の雑菌混入等の衛生管理は?
A最後の共棲培養が重要です。天井等からの落下菌を防ぐ為に、天井や壁、器具に水を沢山かけて、雑菌を落とします。
雑菌が混入して失敗する事もあります。雑菌が混入すると臭いや濁りが出るので直ぐに廃棄処分します。Q最後の共棲培養が完成したかは、なぜ解るのですか?
A50年も研究しながら、出来た物の味を見てきました。
完成しても失敗しても味と匂いで解ります。
Q特許は取らないのですか?
A特許は必要ない。現在「乳酸菌分泌液」の研究をしているのは、世界で私一人です。乳酸菌と酵母の共棲培養は、知識と設備があれば、今は誰でも可能です。
但、その辺にいる乳酸菌や酵母菌は菌自体が弱いのです。
弱い菌をいくら培養しても、醍醐味は作れません。
私の16種類の菌は50年間、強化培養を行ってきました。
誰かが今から強化培養をして、50年後に今と同じ物を作る事は可能です。
しかし50年後は、私の菌は100年になります。
私の菌は常に50年先を行きます。
この50年の歳月を縮める事は誰にも不可能です。
真似をしても同じ物は造れないから特許は必要ない。
Q先生の菌を何らかの方法で入手すれば、同じ物を作れるでしょう?
A最後の共棲培養法と抽出方法は私しか知らないから、菌を入手しても不可能です。
Q戦後から大変金銭的に御苦労されて、何でこの研究を続けられたのですか?
Aこれが私の使命であり、現在から後世の人々に対して残してあげられる財産です。」
当時、正垣一義先生には、直接いろいろと教えて頂きました。
現在、生きている人の中で1980年からこの原料(乳酸菌分泌液)にたずさわって来た人は、唯一私だけです。
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夏の睡眠不足、不眠症の解消法

2025-07-16 18:00:35 | 医療健康
梅雨時から夏にかけては寝つきが悪くなる季節です。
元々不眠症の人は大変です。
多いパターンは「お布団に入っても1時間以上寝付けなく、熟睡出来ないから夜中に何度も起きてします。朝は起きる予定時間の2時間以上前に目が覚める。
寝てはいるけど、眠りが浅く睡眠時間の長い割にはスッキリ起きれなくて疲労感が残る。
などの症状をお持ちの方も多いです。
ストレスや不安などで、無意識にいつも考え事をしているから、大脳が休んでいないのかもしれませんね。悩んでも結論の出ない事は3分だけ考えて、あと暫くは考えない様にすると良いかもしれません。
不眠症は結構複雑ですが、脳の酸素不足(首から上の血行不良)やメラトニン不足もあります。
いくら寝ても眠い人も同じかもしれません。
特に低血圧ぎみの人は肩甲骨と首のコリのひどい人が多いです。
肩甲骨のストレッチや首の指圧、首のストレッチが有効です。
血流を良くする事以外に、顔色の悪い人は、筋肉や脳の酸素量を増やす事も重要です。
筋肉中にはミオグロビン、脳の中にはニューログロビンという蛋白質があり、ここに酸素を蓄えています。首の筋肉中のミオグロビンが増えれば、首のコリも緩んで脳の血流も良くなります。
脳内のニューログロビンが増えれば、脳内酸素量が増えて精神的にも落ち着きます。
ヘモグロビン(赤血球)や酸素を蓄える蛋白質は、鉄が核になって形成される蛋白質ですから、鉄分の多い食品をしっかり食べる事です。
食材ではホウレン草、小松菜、春菊、切り干し大根、海藻類、木綿豆腐、豆類、小魚、アサリやシジミなどの貝類などです。
鉄分はドーパミンやセロトニン、メラトニンなどの脳内ホルモンの形成にも必要です。
特に睡眠に大事なメラトニンはセロトニンから形成されます。
体内時計のズレからメラトニン不足になっている方は、朝起きたら朝日を浴びるとメラトニンの分泌も促進されます。
体内酸素量や脳内ホルモンも大事なのですが、緊張をほぐしてリラックスする事は更に重要です。
アメリカ海軍飛行訓練学校がパイロットの入眠改善のために考案した方法があります。
その方法とは? 全身の力を順番に抜き全身をリラックスさせる事です。
先ず目を閉じて、ゆっくりと深く呼吸します。
そして、ゆっくりと顔全体の筋肉をすべて緩めます。
(額の筋肉から始め、徐々に顔の下のほうへ向けて緩めていく)あご、頬、口、舌、顔全体をすべてリラックスさせます。
目も含めて、すべての力を抜きます。首、肩、手の力を抜きます。
首から背中にかけての肩甲骨周辺の筋肉の力を抜き、布団に沈み込むような感覚になって下さい。
次に、右腕の上部から力を抜き、腕から手へゆっくりとリラックスさせます。
反対側も同じように行います。
ゆっくりと深い呼吸を続けましょう。
息を吐いて胸まわりをリラックスさせます。
肩と腕の力が抜けていれば、胸まわりも簡単に力を抜くことができます。
そして脚の力を抜きます。
まず右足の太ももから、ふくらはぎ、足首、足裏も同じように行ないます。
左脚も同じように繰り返します。
ここで心をクリアにしますが、何も考えないというのは難しいことです。
そんな時は、心の中に何かリラックスできるイメージを思い浮かべてください。
暗闇の中で心地よく横たわっている自分自身を思い描いてみるのも良いでしょう。
でも、それでもうまくいかない場合は?「考えない」という言葉を10秒間繰り返します。
少なくとも、眠れなくなるようなことを考えずに済みます。
この軍隊式睡眠法は、練習が必要です。
最初の数回はまだ早く眠れないかもしれませんが、続けることで、力や緊張感を手放すことができ、自分自身をリラックスさせることが可能です。
より早く眠ろうと「努力」してもしなくても、誰でもリラックスすることによって眠れます。
それでも出来ない方は、暑い時期、昼食後の短時間の昼寝も疲労回復には有効です。
胃下垂などで呼吸の浅い方は、肺活量も低下しています。
仰向けになって腰にバスタオルを巻いたぐらいの小さな枕を当てると、内臓も少し上がって呼吸も楽になります。
また、気が付いた時に深呼吸をするのも良いでしょう。
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熱中症の予防と水分過剰摂取の浮腫み

2025-07-11 02:23:03 | 医療健康
今年は早くも6月に梅雨開けしました。
真夏の間は熱中症の予防と水分摂取の話題がおおいです。
喉が渇く前に水分を・・と言われ、過剰摂取の弊害もあります。
朝起きたら体も浮腫んで血圧も高くなり、冷たい物の飲みすぎで、お腹の具合が悪くなる人もいます。
又、夜間に何度もトイレに行って睡眠不足になる方もいます。
日中の暑い時に冷たい飲み物も良いのですが、朝晩は常温か温かい飲み物を飲む方が体も楽です。
気温、湿度、運動量、発汗量を考慮しての水分摂取をしないといけないのですが、1日の水分摂取量の基準を言われてその通りにされている方も多いです。
エアコンを使用して、汗をかかない時は、少量ずつ水分を接種するか、特に浮腫みが出る様なら喉が渇いたら飲む程度でも良いでしょう。
お盆までは湿度が高いです。
汗を沢山かく日は、ミネラル(特にNa)不足にならない様に、水よりも麦茶や梅干、梅肉エキス入りの水やお茶を飲んでください。
夜間にトイレの回数が多い人は、夕食時にしっかり飲んで就寝前は控えてください。
ただ、暑い夜はエアコンも使用してください。
浮腫みの出る人は、水分代謝促進に豆類がおすすめです。
ソラマメ、枝豆、納豆以外に、トウモロコシも水分代謝を促進します。
豆類やトウモロコシは食物繊維も多く、腸内毒素を吸着して排泄してくれます。
胃腸の働きが悪くなる時期、キャベツや大根おろし、カイワレも活用してください。
カリウムの多い野菜、海藻類は利尿作用があり、過剰なナトリウムを排出して血圧を下げる効果もあります。
海苔やワカメ、昆布、その他ほうれん草や小松菜などの菜っ葉類もカリウムを豊富に含んでいます。
そして発酵食品もお忘れなく、毎日種類多く食べてください。
残り野菜の具沢山の味噌汁、各種漬物、酢の物、梅干、全部カリウムを多く含んでいます。
そして梅干や梅肉エキスはカリウム以外にクエン酸も多く、コレステロールを下げる働き、血糖値上昇の抑制、血液循環促進効果、腸内腐敗菌を抑制する働きや疲れを取るのにも役立ちます。
特に梅の成分濃縮食品としては梅肉エキスが最高です。
ご飯に付けて食べたり、ドレッシングやお茶に混ぜたり、山芋の短冊に付けたり様々なお料理にも活用できます。
その他、外出時の水分摂取にはペットボトルのお茶や水に混ぜて持ち歩くと良いでしょう。
私も毎週土日、真夏でも炎天下でテニスをしていますが、梅肉エキス入りの水をテニスに持参しています。ペットボトルに、梅肉エキスと乳酸菌生産物質を水で薄めて持っていきます。
以前はお茶を持っていっていましたが、梅肉エキスを飲むと疲労感が全然違います。
スポーツや散歩をする場合、暑い日は喉が渇く前の水分摂取が熱中症の予防になります。
その他、いつも心がけているのは発酵食品を種類多く食べる事です。
6月からは家庭菜園のキュウリが毎日取れるので、糠漬けにしています。
これからは茄子の収穫も増えるので茄子の浅漬けが楽しみです。
昼食には時々ザル蕎麦や素麵も食べますが、夜は味噌汁と温かい物を食べる様にしています。
真夏でも時々鍋物を食べています。
これからどんどん暑くなっていきます。
太陽が一番上から照らして日照時間が一番長いのは6月21日の夏至の日です。
でも不思議なのは8月が一番暑いです。
それは地面や海水が温まって空気を温める様になるのに時間がかかるからです。
海水が温まるには、地面よりも時間がかかります。
地面や海水が熱くなってから空気も温められるので、暑さのピークは8月になります。
そして増えるのが夏バテ・・・
夏バテ予防は症状が出る前、地面が熱くなる前の今から始める事です。
注意事項の一番は体を冷やしすぎない事が重要です。
エアコンを使用したら靴下を履く事。
足が冷えるとお腹も冷えますので、体調不良の原因になります。
飲食も日中の暑い時間以外は、なるべく温かいものにして下さい。
夏バテ予防に梅肉エキスや発酵食品がお勧めですが、ニラ、にんにく、大葉、ゴーヤは古来からの夏バテ防止食品ですから食べる様にして下さい。
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人と動物の食べ物と腸内フローラ

2025-07-02 17:40:11 | 医療健康
動物は、口に合う物を食べます。
食べ物は腸内フローラと密接な関係があるので腸に合う食事も重要です。
セミは樹液、チョウチョの幼虫は草木の葉。
但、種類によって食べる葉が違います。
成虫は主に花の蜜ですね。
鳥も種類によって食べ物が違い、雀、ペリカン、ペンギンなどクチバシや舌も形状が異なります。
人も動物もほ乳類は、乳児の間は母乳です。
乳児の腸には、お乳を発酵させる乳酸菌やビフィズス菌がいます。
歯が生えて離乳食と同時に大人型の腸内フローラに変化していきます。
動物はそれぞれ、口や歯の形状も違い、お腹の中の腸内細菌も違います。
草食動物は前歯が発達して、草を食べ、肉食動物は犬歯が発達しています。
牛や馬は草しか食べません。
蛋白質の摂取量が少ないのに筋肉質です。
筋肉に必要な蛋白質はどうやって補充するのでしょうか?
牛には胃が4つあります。
第一の胃(ルーメン)は、容量が150リットルもあり、繊維を発酵させる細菌が1ml中に100億匹、原虫が100万匹、とても沢山棲んでします。
繊維質を分解発酵させて、酪酸やプロピオン酸などの有機酸を作り、造られた脂肪酸はルーメンで吸収されて牛のエネルギーの70%を賄っています。
沢山の微生物や原虫は死んでいき、第2~4の胃でアミノ酸に分解されて腸で吸収されます。
草⇒発酵⇒有機酸(エネルギー)+微生物の蛋白質⇒アミノ酸⇒筋肉。
分かりやすく言うと牛肉の蛋白質は胃の中の微生物と原虫から作られているのです。
微生物の働きは素晴らしいですね。
逆に栄養価の高い濃厚飼料を与えすぎると、胃や腸の微生物のバランスが崩れ、病気になります。
人間も人種や食習慣によって腸内フローラが違います。
食習慣が変われば、腸内フローラが変動して、病気のリスクが高まります。
パプアニューギニアなどでは、食生活の変化に伴い、肥満や糖尿など、病様々な病気が増えています。
古来のパプアニューギニアの原住民の主食はタロイモでした。
蛋白質の摂取量は極めて少なく、消費量の方が遙かに多いのに素晴らしい筋肉を持っています。
実は腸の中に、空気中の窒素を固定してアミノ酸を作る微生物がいるお陰です。
繊維質や糖質を発酵させる微生物が多く、腐敗菌はとても少ないのです。
但、お祭りの時に家畜の豚を殺して食べる風習があります。時々、お祭り後に食中毒で死亡する村人がいました。
急に動物性蛋白や脂質を摂取する事により、ウエルシュ菌などの腐敗菌や病原菌が増殖するからです。
豚みたいに腐敗菌に強い腸内フローラを持っていれば、大丈夫でしょうけど・・・
今は養豚も配合飼料やイモ類など良い餌で育てますが、1960年代は腐敗した残飯を与えていました。
学校給食の残飯などですが、真夏は前日の残飯は腐敗して臭い物でした。
でも豚は喜んで食べて病気にもならず元気でした。
豚の腸内細菌には、腐敗して生成したアンモニアをアミノ酸に変換する腸内細菌がいるのです。
皆さんの腸にはそんな便利な菌はいません。
食事の内容で小刻みに変化していきます。
数日で少し悪化しても、食事に気を付ければ数日で元に戻ります。
試される方は、3日間、ご飯、発酵食品、豆類、野菜など和食中心にして肉、油物を止めると便の匂いや色も変わってきます。
4日目から7日目まで、肉、油物中心の食事に変えると、便は黒く臭くなっていきます。
また和食に戻せば、便は黄色くなっていきます。
腸の中で乳酸菌やビフィズス菌が増えれば、便は酸性になって黄色くなります。
逆に腐敗菌が増えれば、アルカリ性の毒素によって、臭く黒くなってしまいます。
飢餓で苦しんでいる国もあるのに、日本は飽食の時代と言われています。
肥満や糖尿病、心臓病、高血圧、癌など様々な病気の人が多くいます。
日本人の食事は日本食。
西洋食が多い人は病気の元になりますね。
私たち人間は、野菜2、動物性蛋白1、穀物5の割合で食べる為の歯が生えています。
それに見合った腸内細菌が棲んでいて、先祖代々遺伝しています。
いろんな物を食べすぎると腸内フローラが悪化します。
健康維持の食養生=先祖が食べていた食事を中心に食養生を実践する事は、病気の予防には重要です。
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梅雨時の健康管理

2025-06-25 18:11:08 | 医療健康
湿度が高く蒸し暑い梅雨の時期、ストレスも多く体調を崩しやすい季節です。
晴れても蒸し暑い日もあれば、雨で少し肌寒い日もあります。
気圧が下がると血液循環が悪くなり、特に低血圧や貧血の方は影響を受けやすいです。
疲労感、だるさ、頭痛、めまい、食欲不振、吐き気や肩こり、腰痛も悪化します。
症状が出たら体を休める事しかありませんが、症状が出るまでに気を付ける事があります。
  • 体を冷やさない事・エアコンを使用するので体が冷えます。
特に足が冷えるとお腹も冷えて体調不良の原因にもなります。
冷える前にソックスなどで保温してください。飲食も冷たい物も控える事。
血液循環を促進するために、天気なら散歩、雨天なら自宅でストレッチやスクワットなど軽い運動や入浴で体を温めてください。
  • 梅雨時期の食養生・夏風邪の原因を中医学では暑湿感冒といいます。
中医学では冬の風邪と夏の風邪で、使用する方剤(薬)も違います。
冬は銀翹散(ギンギョウサン)など、夏は新加香薷飲(シンカコウジュイン)ですが日本では売っていませんね。
中医学の注意事項で、夏は胃腸の働きが悪くなるので、温かい消化の良い物を食べる事が大事です。炒め物、揚げ物、焼肉は控えて煮物、焚き物、蒸し物、鍋物もお勧めです。
そして疲労回復にはビタミンB1,豚肉やレバーが多いのですが、サバ、納豆、キムチにも含まれています。
一番のお勧めはニンニク。ビタミンB1などの様々な栄養成分を含んでいます。
一般的な野菜、果物のビタミンB1は水溶性で、体内に留保する時間が短いです。(水溶性ビタミンは短時間で尿から排泄されてしまいます)
ニンニクのビタミンB1は脂溶性です。
油に溶けるビタミンB1で、体内に留保する時間が長く、持続性があります。
その他ニンニクには肝機能の働きを助けるメチオニンやホモシステイン、筋肉運動のエネルギーを高めるクレアチニン、免疫を高めるS-S結合(硫黄と硫黄が直接繋がった構造)があります。
但、臭いの成分は、ニンニク成分が分解した有害成分です。
ニンニクの畑は臭くありません。
刻んだ瞬間、分解酵素の働きで臭いの成分が発生します。
この分解酵素を失くしたのが、黒焼きや漬物などです。
お勧めは味噌漬け、醤油漬け、酢漬け、梅鰹節漬けなど、匂わない食品を食べてください。
毎日2~3欠片ぐらいで良いです。
ニンニク以外では、ビタミンCやA、B群、ポリフェノールの多い緑黄色野菜、ブロッコリー、アスパラガス、青梗菜(チンゲンサイ)、シソ、ナス、トマト、イチゴなども良いですね。
胃腸の働きにはキャベツの味噌汁や、発酵食品がお勧めです。
梅干、納豆、糠漬や各種漬物類、酢の物など毎日召し上がってください。
お酢の刺激が嫌いな人は、お酢を鍋で加熱すると円やかになります。
子供さんには、フラクトオリゴ糖シロップで甘みを付けると喜んで食べる様になります。
特に酢が嫌いな子には、加熱した酢を薄めて甘みを付けてあげると、酸味も少なくて食べやすくなります。大人でも嫌いな人はお試しください。
酢、梅干、梅肉エキスにはクエン酸が多く、胆汁と混ざると殺菌作用があり、お腹に入った有害菌を抑制してくれます。
最近は漬物、酢の物は全く食べないご家庭も増えています。
糠漬け、キムチ、白菜やキャベツの塩漬けなど乳酸菌発酵させた発酵食品には、ビタミンやアミノ酸も多く、整腸作用や免疫強化など健康維持に必要な様々な働きがあるので、発酵食品を見直して下さい。
新鮮な夏野菜も取れ初めています。
美味しいぬか床づくりに挑戦してみては如何でしょうか?
薬味の大葉やネギは多少日当たりの悪いベランダでも結構育ちます。
根の付いたネギを買って、根から3cm程残して切って植木鉢やプランターに植えると、芽が出て食べられるまで成長します。
抜かずに根元から切って、使えばまた伸びてきます。
真冬でも枯れないので、1年中食べる事が出来ます。
春になればネギ坊主が出てきて種が出来るので、増やす事も出来ます。
白ネギも同様に育てれば、買わなくても済みます。
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