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弘前読書人倶楽部

弘前読書人倶楽部のオフィシャルBlogです。
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エクササイズ

2012年11月26日 | インポート
 先日 「ドローインでお腹すっきり!」という記事をみた。ドローインとは「引っ込める」との意味だそうで、文字通りお腹を引っ込める運動です。お腹をスッキリさせたいけど、腹筋は苦手という方にお薦めのエクササイズです。
 一回20ないし30秒間位背筋を伸ばし、息は止めないで、思いっきりおへそを引っ込めるだけ。それを一日5回以上を目安に行えば、ウエストがスッキリするだけでなく、腰痛予防にも効果があるとのこと。そんなうまい話があるの?と思いながら試してみた。単純な私の事、心なしかすでに効果が出た と思うのは錯覚だのだろうか? 体重も落ちたような気がする。0.5グラムだけど。でも、これを重ねていくと、目標の2キロダイエットも夢ではない と密かに期待している。 

 テレビのコマーシャルではないが、最近、腰と膝がスッキリしなくなってきている。腰が痛いから膝が痛いのか、膝が痛いから、腰も痛いのか?  又、友達と会えば、口から出るのは身体の痛み自慢。本当にそうだ。いつまでも自分だけは若いと内心言い聞かせていたが、やはり、老いは確実に来ている。悔しいが認めざるをえない。
 でも、この記事を読み、これを実行して皆をアット言わせようと一大奮起したが……… いつまで続くことやら。それにしても、最近のショッピングサイトには感心する。肌は若返り、目もスッキリ、ウエストもくびれ、白髪も簡単に隠せ、全部購入していたら、若い人と年寄りの区別も無くなるのではと思うほどだ。それもこれもお金あってのことかもしれないが。

 最後に負け惜しみではないが、年相応に見えれば、まあいいや。 といいつつ、でもお腹まわりだけはスッキリさせたいなあ。少しでも若く見えるように。矛盾しているが、これ、本音。

 皆さんも試してみては。


 

風になった伝書猫

2012年11月19日 | インポート
面白い本に出会った。「風になった伝書猫」。実在する多摩川の土手に暮らしていた野良猫の物語だ。著者や付近の住民と、必死で生きるローラ(猫の名前)とのかかわりを、小説仕立てで書いている。




風になった伝書猫 (G’ーDASH BOOK)

田村元

多摩川の本屋たち

発売日:2012-08-25


 面白いと言ったのは、本の内容のことだけではない。勿論、内容も面白いけれど、この本が出来る過程、そして出来た後の流通・販売がとても斬新なのだ。
 今日、青森県書店商業組合主催の講演会が行なわれ、この本の著者、田村元さんのお話を聞いた。ちなみに、田村さんは、お隣の平川市のご出身とのことだ。
 田村さんは、この本のことを、”インディーブック”と呼んでいた。自費出版ではない。自主出版なのだとも言っていた。つまり、お金を出して、出版社に本を作ってもらうのではなく、執筆・編集・装丁・印刷・製本まで、全部、ご自身の手によって完成させた本だということだ。
 今はパソコンの時代なので、編集・印刷までは、割と簡単にできそうだが、背表紙をつけたしっかりとした製本には、そうとう苦労をされたらしい。何度も失敗をした挙句、プロの出版社の本にも負けないものを作ったとお話されていた。
 さらに、販売ルートの開拓も、ご自身でされた。多摩川土手の猫の話なので、多摩川周辺の書店に、直接持ち込んだ。大手チェーン店は避け、家族経営をしているような町の小さな書店に頼んで、陳列してもらった。
 7軒の書店が取り扱ってくれて、最初の1ヶ月で、100冊を完売したそうだ。大出版社のように派手な宣伝を打つわけでもなく、大取次の流通ルートに乗せて全国に配本するわけでもなく、どこも大書店のように大量仕入れをするわけでもない。著者が一軒一軒小さな書店を訪ねて販売したこの数字は、驚嘆に値する。
 やがて評判が評判を呼び、ケーブルテレビやメジャーな雑誌で取り上げられるようになった。手ごたえを実感し、同時に手作りの限界も感じ始めた著者は、大手出版社に話を持ちかけた。でも、どこも応じてくれなかったそうだ。
 ところが、実際に販売している書店が立ちあがった。これはいい本だからもっと多くの人に読んでもらいたい、そんな思いで、小さな書店が「多摩川の本屋たち」というグループを創り、お金を出し合って刊行した。東京都書店商業組合青年部の流通ルートにも乗せた。現在は190軒の書店で取り扱い、累計で2650冊出荷し、実売も2000冊を超しているという。書店によっては、並みいる大手出版社の話題作を退け、堂々のベストセラー第一位になっているところもあるらしい。
 2000冊という数、そりゃあ、ハリーポッターシリーズや村上春樹の新刊などとは、比べ物にならない小さな数かもしれないが、著者の熱意、書店の熱意が積み重なってできたこの数字は、実に立派なものだと思う。活字離れや全国チェーンとの競合に苦しんでいる中小書店にとっても、取次の配本に頼ることなく、自分たちで売れ筋を見つけ、さらに自分たちで売れ筋を出版するというこの取り組みは、新しい方向を指し示すもののようにも感じる。
 もはや(もう10数年も前からだが)、書店としてこの本の販売に協力することはできない。僕にできることは、せいぜいこのブログで宣伝することくらいだ。今日の話では青森県内の書店組合加盟店でも販売しているらしいので、本好き・猫好きの方は、是非ご一読いただきたい。 

ビールが飲める本屋

2012年11月09日 | インポート
 東京・下北沢に「B&B」という名の小さな書店が誕生した。本好きの若者たちが開いた店である。店名の由来は「BOOK&BEER」だという。ここはビールを飲みながらゆっくり本を探せることを売りものにしている。つまり、「目的の本を見つけて帰るだけではなく、喉の渇きを癒しながら、少しふわふわした気分で売り場を歩くと、思いがけない本に出会ったりする事もあり、また、そういう出会いがあることを大切にしてください」との願いも込められているのだそうだ。店内では連日、本に関するトークイベントも行われており、本とお酒、そして人のつながりも目的としているらしい。本屋の新たな可能性を広げる店として、注目をあびているそうである。

 まるでわが弘前読書人倶楽部の事を書かれているのかと錯覚したぐらいである。残念なことに違うのは、当倶楽部は販売目的ではないので新書はなく、会員制であり、来館者も少なく、あまり賑わっていない。
 それでも、コーヒー、ビール、ワインなども飲め、さらに持込みならば食事もできる。日曜日は本好きの仲間たちが集まって、ワイン、ビールを片手に本談義に花を咲かせている。昨年の6月に開館したのだから、当倶楽部も時代の先端を行っているのかな?

 本好き、又はお話し好きの方はぜひのご来館をお待ちしています。
 
 

身だしなみ

2012年10月31日 | インポート
  男磨き講座  原田 忠    -新聞記事より-

 身だしなみの原点  生き方を映し出す鏡      

  今から十数年前、ヘアーメイクの仕事を始める前に、航空自衛隊で航空管制官として働いていた。有事、いついかなる事態が起ころうとも常に即応できるよう、毎日訓練を繰り返し精神と肉体を鍛え上げる生活。私の男としての「身だしなみ」の原点はここにあった。
 短髪にシェービングされた肌、一切の無駄と装飾をそぎ落とした制服にしっかりとプレスを効かせ、革靴は磨きに磨き、常に身辺整理と規律を重んじる、自衛官としての自分がそこにいた。
 演習訓練後、泥だらけになった戦闘服からあらかじめ用意していた真新しい戦闘服に着替え、疲れをものともせず何事もなかったかのように、晴れ晴れしく行軍し基地に戻る。
 ベッドメーキングでは、寝具の毛布の側面がバームクーヘンの切り口に見立てられるほどきれいにたたみ、シーツにはしわひとつない完璧さを求められた。当時を振り返ると、健全な精神や身だしなみは健全な生活で培われていたと思える。
 文化的、精神的に豊かな現代だが、世界は経済危機や自然災害など決して恵まれた時代とはいえない。それでも個々の生活を充実させ、ライフスタイルや美に対する意識は強まっている。
 ビジネスシーンはもちろん、すべての人間との関わりの中で、自分や相手が心地よく感じる「身だしなみ」は必須である。その根底には、どんな環境、状況でも自分自身の行動(生き方)に価値を見出し、そのスタイルを日々貫く姿勢や意思が大切なのだと確信している。
 普段の「身だしなみ」や「立ち振る舞い」は、その人自身の生き方を映し出す鏡のようなものなのだ。
  ( 資生堂ヘア・メーキャップアーティスト)

 なるほどと思った。 男性に限らず、女性でも -その時- に対応できるよう常に心がけておくべきであると思う。

  あまり無理をせず、出来る範囲内で

 突然の来客に、居留守を使ったり、体調を理由に外出を断ったり……(思い当たることもあった)。
こんなことは心のたるみからでていたのかもしれない。気合がたりないといえばそれまで。単に自分にあまいだけ。普段から身だしなみに気をつけ、人間として、社会人として世間に通用できる女性なるよう、これから努力しよう。

 若い時、お花の講習会でのこと、講師が活け方を服装に例えて言った事がある。「いくら高価で素敵な洋服であっても、寒い時に寒そうで、暖かい時に暑苦しい服であっては心に響かない。お花も寒い時は暖かそうに、暑い時は涼しげに活けるよう心掛けなさい。心に優しく響くように」といわれた。

 今でもその教えだけはこころがけている。 私のできる範囲内で。




優雅なひととき

2012年10月22日 | インポート
 
  鎌田紳爾先生の受賞を祝う会」を終えて   


       




     



      


 昨日の会での様子です。出来ることなら写真と共に、あのすばらしい歌声を皆様にお聞かせしたかったですが、それも叶わず、とてもとても残念です。
 生でシャンソンを聴くのが初めての私にとって、感動以外の何物でもなく、その表現方法がみつかりません。フランス語のあの柔らかい響き、そして柔らかいメロディ、本当にとろけるようでした。
 最後に「枯葉]を日本語に訳して、大人の恋の切なさをしみじみと歌ったり、大会、または受賞時のエピソードをジョークを交えてお話をされたりと、とても素敵な先生でした。
 
 又、当倶楽部のオーナー関周様よりお祝いの品もあり、会場は終始とても和やかな雰囲気に包まれていました。