弘前読書人倶楽部

弘前読書人倶楽部のオフィシャルBlogです。
「イベント情報」などを発信します☆

一人では

2014年11月26日 | 日記
 今日は常駐スタッフのNさんを休ませて、私(今泉)が、一人で留守番をしています。
 会館早々に、会員のSさんがいらっしゃいました。なんでも、今度、京都に行くので、その前に、瀬戸内寂聴さんが京都について書いた本を読みたいのだそうです。以前に読書人倶楽部から借りたことがあるというので、僕も一緒に棚を探しましたが、見つかりませんでした。
 やっぱり、Nさんがいなければ、俱楽部の機能は半減です。

ブックトークを終えて 

2014年11月25日 | 日記
 今月、ブックトークの講師は、新戸部八州男さんだった。彼は、自動車学校や書店など、複数の企業を経営している、弘前を代表する若手経済人だ。本好きが高じて書店を始めたというくらいの読書家でもある。
 話しはまず、書店経営者の立場から、出版物の売り上げが、年々落ち込んで来ているところから始まった。ここ20年間で、業界全体で40数%も減少したという。
 その原因は何か? よく言われるのが、若者の活字離れ、読書離れ、ということだ。しかし、彼は、若者は実は本を読んでいると言う。そして、むしろ本を読んでいないのは、60歳代以上の高齢者の方だと指摘した。その原因は、視力の低下なのだそうだ。字が小さくて本を読むのが面倒になる。読むスピードが落ちてきている。・・・と言われれば思い当たる節がないわけでもない。
 そこで、と彼は、電子書籍の端末機を取り出した。電子書籍だと、字の大きさや明るさを調整できる。だから高齢者でも読み易い。その上、持ち運びに便利だし、流通コストが削られる分、本(作品)の値段も安くなる、というのだ。
 確かに、紙の本で育ってきた僕でさえ、その点については認めなければならない。その上、一昨年入院して感じたのだが、電子書籍だと、病室の消灯時間を過ぎても、布団を被って読むことができそうだ。
 そんな意味では、確実に時代は変わっていく。厚さがあって、重さがあって、手触りがあって、インクの匂いがあって、それではじめて本なのだ、といくら主張しようが、世の中の流れは間違いなく電子化に進んでいる。紙の本の発行部数は減少し、やがてものすごく希少なものになるかもしれない。ちょうどカセットテープがそうなったように・・・。
 でも、だからこそ、紙の本を、しっかりと保存することは、益々必要になるだろうと思う。そして紙の本に接することが出来る場所も・・・。
 と、読書人倶楽部の意義を、再確認した思いになった。って、まるっきり我田引水だなぁ。

読書人倶楽部の役割

2014年11月24日 | 日記
 昨日、11月例会のブックトークが行われました。
 毎回、会員の方に本に関する講話をいただいているのですが、今回は、いくつもの企業を経営されている新戸部八州男さんにお話ししていただきました。
 新戸部さんは、いくつもの電子書籍の端末を持参して、これからは、間違いなく、紙の本は衰退するとおっしゃってました。字の大きさや明るさを変えられる。持ち運びに便利。絶版や品切れがなくなる。流通コストがかからない分安くなる等々、確かに電子書籍の利点はたくさんあるようです。くやしいけれど、それは認めざるをえません。
 でも、そういう時代だからこそ、紙に印刷され製本された書籍をしっかりと保存することの意義が、高まって行きそうです。読書人倶楽部もそういう役割をはたせればと思います。

大歓迎のお客様

2014年11月18日 | 日記
 昨日の五時ごろ一人のお客様が来館され、「ここの会員になるには、どうしたら入会できるのですか?  資格も必要ですか?」 などと色々な質問を受けた。
 お話しによると、中学生の息子さんが、毎日この図書館の前を通る度に気になってしょうがないらしい。
 そこで、お母様が思い切って今日訪ねてみたというのだ。息子さんは今高校受験勉強中で、合格したら、俱楽部に行ってみたい」と言っているようだ。
 私は 「合格してからと言わず、いつでもどうぞ、何でしたら、ここでもお勉強できますし、入会するのは、興味を誘う本があるか、雰囲気が気に入るかどうか確かめてからでもいいですよ、とにかく一度見学に来て下さい」と言った。それを聞いたお母様は喜んで帰っていった。来るどうかはわからないが、いずれは来てくれるだろう。

 私は本を寄贈して下さった関様を思った。このような若い人たちが本に興味を持ち、そして、そこから、色んな出会いがあり、本について、語り合う、そして、人生を学んでいく、
それこそが、関様が一番望んでいたことなのだと私は思っている。
 
 少しずつでもいい、このような方たちが増えて下さることを祈っている。

誰もいない倶楽部で

2014年11月17日 | 日記
 今泉です。
 毎週、月曜日は、弘前読書人倶楽部の定休日ですが、僕は今、シャッターを半分だけ開けて、中で仕事をしています。来週の日曜日に迫った、弘前文学学校での講義の資料を作っているのです。
 辞典も多種多様にありますし、文学全集も日本・世界・古典と一通りそろっています。こういった調べものをするのには、最適な環境だと、自画自賛しています。
 皆様も、是非、ご利用下さいませ。