弘前読書人倶楽部

弘前読書人倶楽部のオフィシャルBlogです。
「イベント情報」などを発信します☆

二月ブックトークを終えて

2018年02月20日 | 日記
 弘前読書人倶楽部の2月例会、ブックトークが行われた。毎月一度、どなたかに講師(チューターと呼ぶらしい)になっていただき、本についてのお話を聞く会だ。
 今月のチューターは、弘前大学医学部第三内科のD教授だ(そこまで肩書をはっきりと書いておいて、いまさらイニシャルでもなさそうなものだが)。そう、これまでも何度かこのブログに登場いただいている、僕の糖尿病の主治医である。毎月一度、お小言、いやご指導を頂戴してきている。
 今日の講話も、糖尿病に関するものであった。糖尿病になる人体の仕組み、研究や治療の歴史、いかに怖い病気かということを、プロジェクターを使って話されていた。
 読書人倶楽部の会員の中にだって、僕以外でも、糖尿持ちはいる(はずだ)。いや、本人が自覚していないだけの”隠れ糖尿病”患者だって、きっといるだろう。おそらく皆、我が身を振り返りながら、教授の話に聞き入っていた。
 教授の紹介してくれた本はこれ。文系の僕には敷居が高そうな本だが、科学者の熾烈な争いが描かれているので面白いと、友人のH先生もおっしゃっていた。

インシュリン物語―糖尿病との闘いの歴史 (1965年)
著者 : W.R.フィーズビー
岩波書店
発売日 : 1965
ブクログでレビューを見る»
 

ミラクル エリザベス・ヒューズとインスリン発見の物語
著者 : シア・クーパー
日経メディカル開発
発売日 : 2013-02-07
ブクログでレビューを見る»

 それにしても、今年に入ってから、糖尿に関する話を聞くことが増えた。先日の弘前市主催の「健康づくりサポーター・保健衛生委員・ひろさき健康増進リーダー・食生活改善推進委員合同研修会及び市民公開講座」でも、たっぷりと聞かされてきた。その前に、眼科を受信したときにも、医師からも、とくとくと糖尿と失明の関係について説明を受けた。
 おかげで僕は、糖尿病の知識だけは優等生になった。いや、もともと、糖尿病の怖さや、運動療法や食事療法のことはよく知っている。8年前に大学病院に、いわゆる”教育入院”したことがあるが、しっかりと学んだ。退院時のペーパーテストは、ほぼ満点だったくらいだ。
 だいたいにして、小学生の頃の”道徳”だって、筆記試験だけだったら、僕は”5”を貰えたであろう。先生が何を言いたいか、教科書が何に重きを置いているのかくらいは、容易に理解することができた。
 ただ、実践できないのである。遅刻をする、宿題を忘れる、授業中にお喋りをする・・・etc。毎日のように残されては、道徳の補修=説教を受けていた。
 しかし、道徳くらいならいいが、糖尿病となれば命にもかかわる。「実践は苦手なんで、エヘヘヘヘ」では済まなくなることだってある。やっぱりもう少し真剣に考えなくっては。

弘前読書人倶楽部2月イベントのご案内

2018年02月06日 | 日記
日曜日なのである。いつもの通り、弘前読書人倶楽部にいた。週に一度、僕が留守番をすることになっている。
 留守番の仕事の一番は、来館されたお客様の応対だ。コーヒーを、時にはワインを(順序が逆?)飲みながら歓談する。本の貸し出し・返却の受け付けもする。
 ごくたまにではあるが、看板を見て、何だろうと入り口を開けるお客様もいる。そういう場合は、中を案内し、倶楽部のシステム等を説明する。
 とは言っても、お客様が来るまでの間は、割と暇(?)なのである。そういう時間は、書類作成等のデスクワークに充てる。
 きょうは、18日に開催する、今月のブックトークの案内文を作成した。内容は下記の通りである。

  弘前読書人倶楽部2月イベントのご案内



謹啓、立春を過ぎたとはいえ、寒さ厳しい毎日が続いておりますが、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 さて、2月のブックトークを、下記の通り開催いたします。今月の講話は、弘前大学医学部第三内科の大門眞教授にお願いいたしました。教授は、副代表工藤、並びに前代表今泉の主治医でもあります。患者の二人は嫌がっておりますが、生活習慣病のことなど、面白い話をお聞かせ願えるものと思います。お忙しい時期とは存じますが、お誘い合わせの上、ご参加賜りますようお願い申し上げます。

                                           敬具

2018年2月吉日

                             弘前読書人倶楽部 代表 工藤孝子 


 そう、講師は、僕のブログにも度々登場する、僕の糖尿の主治医である。真面目な先生である。頼みに行った時もこんな感じであった。
 「何の話をすればいいんだね?」と教授。
 「本に関する話なら何でもいいんです。最近読んで感銘を受けた本の話でも」
 「ないね」
 「だったら、先生が医学の道を志すきっかけとなった本でも」
 「特にないね」
 「じゃぁ、ご専門の話でも」
 「うん、じゃぁ糖尿病について、話をしよう」
 (しまった!)
 「え、ええ・・・是非お願いします。(えーい、やけだ)何でしたなら、僕を悪い患者の見本として出汁に使っていただいても」
 と、自ら墓穴を掘った形で、テーマは「糖尿病について」となってしまった。どんな顔をしてお迎えして、どんな顔をして講話を聞けばいいのだろう?
 でも、僕ほど明言していなくても、読書人倶楽部の周辺にも、糖尿病やその予備軍の人は、たくさんいらっしゃる・・・はずだ。糖尿でないのがおかしいくらいの飲みっぷりの人もいる。たまには、専門家の話をじっくりと聞いて、自らを省みてはいかがだろう。
 2月18日は、糖尿病仲間同士、医者を前に、大いに痛飲しあおうではないか。皆様のお越しをお待ち申し上げます。


☆2月ブックトーク

日時 2月18日(日) 午後4時~

場所 弘前読書人倶楽部 (和徳町4-3)

会費 2000円(終了後の懇親会費です)

*会員以外は3000円頂戴します。