弘前読書人倶楽部の2月例会、ブックトークが行われた。毎月一度、どなたかに講師(チューターと呼ぶらしい)になっていただき、本についてのお話を聞く会だ。
今月のチューターは、弘前大学医学部第三内科のD教授だ(そこまで肩書をはっきりと書いておいて、いまさらイニシャルでもなさそうなものだが)。そう、これまでも何度かこのブログに登場いただいている、僕の糖尿病の主治医である。毎月一度、お小言、いやご指導を頂戴してきている。
今日の講話も、糖尿病に関するものであった。糖尿病になる人体の仕組み、研究や治療の歴史、いかに怖い病気かということを、プロジェクターを使って話されていた。
読書人倶楽部の会員の中にだって、僕以外でも、糖尿持ちはいる(はずだ)。いや、本人が自覚していないだけの”隠れ糖尿病”患者だって、きっといるだろう。おそらく皆、我が身を振り返りながら、教授の話に聞き入っていた。
教授の紹介してくれた本はこれ。文系の僕には敷居が高そうな本だが、科学者の熾烈な争いが描かれているので面白いと、友人のH先生もおっしゃっていた。
インシュリン物語―糖尿病との闘いの歴史 (1965年)
著者 : W.R.フィーズビー
岩波書店
発売日 : 1965
ブクログでレビューを見る»
ミラクル エリザベス・ヒューズとインスリン発見の物語
著者 : シア・クーパー
日経メディカル開発
発売日 : 2013-02-07
ブクログでレビューを見る»
それにしても、今年に入ってから、糖尿に関する話を聞くことが増えた。先日の弘前市主催の「健康づくりサポーター・保健衛生委員・ひろさき健康増進リーダー・食生活改善推進委員合同研修会及び市民公開講座」でも、たっぷりと聞かされてきた。その前に、眼科を受信したときにも、医師からも、とくとくと糖尿と失明の関係について説明を受けた。
おかげで僕は、糖尿病の知識だけは優等生になった。いや、もともと、糖尿病の怖さや、運動療法や食事療法のことはよく知っている。8年前に大学病院に、いわゆる”教育入院”したことがあるが、しっかりと学んだ。退院時のペーパーテストは、ほぼ満点だったくらいだ。
だいたいにして、小学生の頃の”道徳”だって、筆記試験だけだったら、僕は”5”を貰えたであろう。先生が何を言いたいか、教科書が何に重きを置いているのかくらいは、容易に理解することができた。
ただ、実践できないのである。遅刻をする、宿題を忘れる、授業中にお喋りをする・・・etc。毎日のように残されては、道徳の補修=説教を受けていた。
しかし、道徳くらいならいいが、糖尿病となれば命にもかかわる。「実践は苦手なんで、エヘヘヘヘ」では済まなくなることだってある。やっぱりもう少し真剣に考えなくっては。
今月のチューターは、弘前大学医学部第三内科のD教授だ(そこまで肩書をはっきりと書いておいて、いまさらイニシャルでもなさそうなものだが)。そう、これまでも何度かこのブログに登場いただいている、僕の糖尿病の主治医である。毎月一度、お小言、いやご指導を頂戴してきている。
今日の講話も、糖尿病に関するものであった。糖尿病になる人体の仕組み、研究や治療の歴史、いかに怖い病気かということを、プロジェクターを使って話されていた。
読書人倶楽部の会員の中にだって、僕以外でも、糖尿持ちはいる(はずだ)。いや、本人が自覚していないだけの”隠れ糖尿病”患者だって、きっといるだろう。おそらく皆、我が身を振り返りながら、教授の話に聞き入っていた。
教授の紹介してくれた本はこれ。文系の僕には敷居が高そうな本だが、科学者の熾烈な争いが描かれているので面白いと、友人のH先生もおっしゃっていた。
インシュリン物語―糖尿病との闘いの歴史 (1965年)
著者 : W.R.フィーズビー
岩波書店
発売日 : 1965
ブクログでレビューを見る»
ミラクル エリザベス・ヒューズとインスリン発見の物語
著者 : シア・クーパー
日経メディカル開発
発売日 : 2013-02-07
ブクログでレビューを見る»
それにしても、今年に入ってから、糖尿に関する話を聞くことが増えた。先日の弘前市主催の「健康づくりサポーター・保健衛生委員・ひろさき健康増進リーダー・食生活改善推進委員合同研修会及び市民公開講座」でも、たっぷりと聞かされてきた。その前に、眼科を受信したときにも、医師からも、とくとくと糖尿と失明の関係について説明を受けた。
おかげで僕は、糖尿病の知識だけは優等生になった。いや、もともと、糖尿病の怖さや、運動療法や食事療法のことはよく知っている。8年前に大学病院に、いわゆる”教育入院”したことがあるが、しっかりと学んだ。退院時のペーパーテストは、ほぼ満点だったくらいだ。
だいたいにして、小学生の頃の”道徳”だって、筆記試験だけだったら、僕は”5”を貰えたであろう。先生が何を言いたいか、教科書が何に重きを置いているのかくらいは、容易に理解することができた。
ただ、実践できないのである。遅刻をする、宿題を忘れる、授業中にお喋りをする・・・etc。毎日のように残されては、道徳の補修=説教を受けていた。
しかし、道徳くらいならいいが、糖尿病となれば命にもかかわる。「実践は苦手なんで、エヘヘヘヘ」では済まなくなることだってある。やっぱりもう少し真剣に考えなくっては。