弘前読書人倶楽部

弘前読書人倶楽部のオフィシャルBlogです。
「イベント情報」などを発信します☆

2020年度総会 フォトトーク

2020年09月29日 | 日記
 弘前読書人倶楽部の定時総会を開催した。例年であれば、6月末か7月上旬に行っていたのだが、コロナのせいで(せいにして)、延ばし延ばしになっていたものだ。今日は、待ちきれないでいた会員が多かったのか、参加者は、普段のブックトークの1.5倍増しという、大盛況であった。
 総会そのものは、出席者のご理解と御協力をいただいて、シャンシャンシャンと終わった、令和元年度の事業報告や収支決算案を、無事にご承認をいただいた。
 終了後の記念ブックトークの講師は、写真家のNaさん。8月16日のブログにも書いたが、中…高校時代の同級生で、ここのところ、各種コンクールで上位入賞を果たしたり、個展を開いたりと、精力的に活動を続けている。
 成田今日は、わざわざ、大きなパネルを20枚ほど持参して、実際に作品を見せながら、一枚一枚解説をしてくれた。ブックトークというよりは、フォトトークといった感じだった。
 80回を超すブックトークの歴史の中で、写真をテーマにした講話は初めてだ。参加者も、作品の素晴らしさと解説の面白さに、聴き入って・・・見入っていた。
 写真の話だからといって、”読書”と関係ないわけではない。Naさんのトークを聞いて、写真と文学の近似製を強く感じた。視点の置き方、時の流れを切り取る瞬間の選び方、奥行きを持たせるための技法等々、文章を書く場合でも大いに参考になるものがある。また、写真の見方を意識すれば、文学作品の読み方も変わってくるだろう。新たな解釈を得られるかもしれない。来年再開できれば、Naさんを講師に招きたいねと、参加していた弘前文学学校の生徒さんとも話あったくらいだ。
 僕は、以前にも書いたとは思うが、絵が下手である。メカにも弱いので、複雑なカメラなんぞは上手く扱えそうにない。その代わり、中学生の頃は、文章で風景を描しようと無謀な試みにチャレンジしたことがある。
 ほんの一時期のことだ。長ずるにつれ、文学からも離れ、長い文章を書くこともなくなったが、ここにきて最近、俳句に填まってしまった。まさに、俳句こそ、先ほど述べた写真家の目と技に通ずるものがありそうだ。これから、読書人倶楽部にあるたくさんの写真集でも見て、俳句の腕を磨かなければと思った次第である。
 上の写真で、Naさんが手にしているのは、弘前公園の紅葉を撮ったものだそうだ。そこで一句。「紅葉を描くクレヨン15色」・・・えっ、才能無し!? ショボン お粗末でした。