おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材が中心ですが、その他ダイビングに関係ないことも好き勝手書いています。

人には勧められないMSD

2013-04-03 20:48:57 | その他
セルフダイビングを始める直前に、お世話になっているショップでMSDの申請をした。今日、宅急便でMSDのCカードと記念品が届いたのでご報告。

PADIのMSD(マスタースクーバダイバー)は
・ログ50本以上
・レスキューダイバー
・スペシャリティー5つ取得
を満たせば申請可能。

「PADIのプログラムにご参加いただきありがとうございます。今までPADIの営業活動に多大に協力いただいた御礼に、MSDの認定証と記念品を差し上げます」と無料で記念品を送ってほしいところだが、なんと申請料が10,500円もかかる。他団体ではMSDの認定のために試験や海洋実習を伴うようなので料金がかかっても仕方がないと思うが、PADIの場合は申請だけのくせに1万円もとるのだ。

なのでMSDの申請をしようかかなり悩んだのだが、僕は経験せずして悪口を言うことがなんとなくいやだったので、申請をして認定されてから堂々と批判することにした。

今回1万円を払ってPADIから届いたのは以下の通り。

・MSDのCカード
・PADIのロゴと"MASTER SCUBA DIVER"と刺繍が入ったログブック
・MSDワッペン
・A4サイズの紙で作られたMSDの認定証(名前が入っているため写真には載せていない)

MSDのCカードは普段のCカードと全く同じ図柄だが、今回はショップのイントラさんのご好意でProject AWAREバージョンとなった。Project AWAREバージョンだと毎年図柄が違うみたいで、今年はマンタの年らしい。マンタは僕が憧れている生物なので、ちょうど良い記念になったかな。なお、Project AWAREバージョンの図柄にするためには500円以上の寄付金が必要なようで、今回はイントラさんが払ってくださった。

また、MSDの記念品も毎年違うらしい。現時点ではログブック。うーん、すでにログブック持っているからなぁ。しかも、PADIとMSDの刺繍が入ったログブックなんて、いかにも自分がPADI大好きですと自己紹介しているようで使いたくない。PADIあんまり好きじゃないし。誰か欲しい人いないかなぁ。一応、「限定」のログブックなので、限定物好きの人がいたら差し上げますよー!

さて、MSDに申請料1万円の価値があるかどうかだが、僕は「ない」と思う。自己満足以上の何ものでもない。そして、MSDの認定条件の「スペシャリティー5つ以上取得」が、金儲けのためのニオイがプンプンする。スペシャリティーの中には、「おいおい、そんなのお金取らなくても教えてあげなよ」と思うような物が多い。

もちろん、苦手なスキルや新しく始める分野があってそこを重点的に練習したいときには有効だと思う。僕も苦手だった中性浮力を克服するためにPPBのスペシャリティーを受講して、ダイビングが好きになった。水中撮影を始める上で、水中デジタルフォトグラフィーのテキストや海洋実習は役にたった。ナイトダイビングのスペシャリティーを受講して、全く違う夜の海も楽しめるようになった。
今後テクニカルダイビングを始めるにあたって必要なエンリッチドエアとディープのスペシャリティーを受講して、計5個となった。

スペシャリティーやランクアップの講習は使い方によっては有用だと思う。特にセルフを始める前で教えてくれる身近な人がいなかった自分にとってはスキルアップの良い機会となった。しかし、ネットを調べていてやたらとどうでもいいスペシャリティーやMSDを勧めているショップを見ると、金儲けしたいという下心が見え見えな気がして好感が持てないんだよなぁ。特に、いわゆる5スターと言われる、ゴールドカードなるものを発行するところにそういった残念なショップが多い気がする。ま、PADIへ多大な貢献をしているショップが5スターのショップになるのだから、当たり前といえば当たり前か。

【追記】
MSD記念のログブックはヤフオクで売却しました。限定品だからか、意外にも3000円くらいで買い手がつきました。


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