こんなことも

2009-05-26 12:10:15 | Weblog
今日は昨日に引き続き温室を紹介する予定でしたが、急遽変更し明日温室の続きを書きたいと思います。

その理由の一つとしてバルーン産卵塔のことですが、テストの意味も含めて静岡のテルヒコさんがモニターなってくださりご自分の水槽で試験的に試してくれてます。 興味深く経過を見ていきたいと思います。
今後、自分では気がつかない事などいろいろ報告してくれると思います。

テルヒコさんのブログ Discus Breeding  http://breeding.blog89.fc2.com/

そしてもう一つ。
今日のトップページに書いた『不思議』を説明します。
昨日までチャンプとモルフォクロスブルーとでTAKEKOの代理親として体着の過程を任せていたのですが無事別水槽に移せるまでになりましたので昨晩、移動しブラインの工程に入りました。その移す前の事、孵化前に産卵塔を移動したため周期的にTAKEKOとテフェグリーンがまた産卵。昨日の時点で体着2日目の日でした。今回はなぜか珍しくTAKEKOも体着に成功かと思っていたのですが昨晩、水槽を見ると稚魚が総て水槽の水面に漂っているではないですか。このパターンです!このパターンでいままで4回失敗を繰り返して来ました。どうしよう? いちかばちか、チャンプ達の体着している稚魚を別水槽に移動したらすぐに、またTAKEKOのところにいる稚魚をチャンプのところに入れたらどうなるんだろう?食べちゃうのか?ちょっと無謀とも言える事には違いない。しかし、このままでは絶対にTAKEKOの稚魚は餓死してしまう。で、あるならば・・・やるしかない! チャンプから稚魚を出す時もチャンプは凄い勢いでアミに威嚇して来る、代理親として任せているのにもうすっかり親として稚魚を守る意識になっている、それは異常な程感じた。そんな事を感じながらも飼育者として我に帰りアミを入れ2回で総ての稚魚をすくいあげ、終了。チャンプ、激怒の様子。プレコにまで頭突きをかましてました。そしてその直後、いよいよTAKEKOの水槽から稚魚をすくいあげ チャンプとモルフォクロスブルーのところへ、二匹が受け入れなければこの無謀な行動は成り立たない。数は50匹程度、これも2回で移動は終了。するとどうだろう、入れた瞬間からビシッ!と体着です。ちょっと感動的な光景でもありました。その後も稚魚は二匹から離れません。時間をおかずにすぐやった事が良かったのか、総てが偶然の良い方向であったに違いないでしょう。どうしても子供をとりたい、残したいと思うならば、時として、このような方法もしなくてはならないのかもしれない。ただ、これはお勧めできる方法ではない気もします。どちらか一匹でもその気にならなかったら一時間もしないうちに総ての稚魚はいなくなっていた事でしょう。・・・・不思議です・・・でも、成功。 今日の朝もしっかり体着してました。失敗を繰り返しあきらめる前に、どうやったらうまく行くかを考えることの重要性を感じました。