癒しのアクアリウム ~水草水槽でディスカスを~

ディスカスを水草水槽で泳がせてみたい!ネイチャーアクアリウムと原種ディスカス飼育の融合を目指して水草ディスカスに挑戦中。

No. 127 ブラインシュリンプ

2009-06-17 | 生体録
そろそろ稚魚にブラインシュリンプを食べさせようと、さっそくブラインを購入することに、、、。

実は、以前ディスカスやっていた頃に余っていたブラインの残りがあったので、ちょっと湧かしてみたのですがやはりというか全く孵化しませんでした。さすがに8年くらい前のものだと無理みたいですね。当然常温で保管していましたので、真夏の暑さもどれだけ経過しているのやら。

というわけで、パッケージも昔と変わっていない(と思います)、テトラ社のブラインを購入しました。

いろいろなメーカーから出ているのですが、1パッケージの容量がちょうどいい感じで価格も安いのでまたこれにしました。20ccって書いてある容量なのですが、いったい何グラムとかなんでしょうか?他のメーカーとかは結構グラム単位なのですが、20ccとは??




で、ブライン湧かしなのですが、はっきりいって面倒くさいんですよね~。食塩水作らないといけないですし、エアレーションもしなければならない。それに、作り忘れると稚魚が断食ということになりますし、、、。


以前、湧かしていた時にはエアレーションかけて、温度管理もちゃんとしていたのですが、いろいろネットで調べているとそんな厳密でもないみたいで、、、。

という訳で、今回行っているブライン簡易孵化方法を紹介したいと思います。

といっても紹介するほどでもないくらい簡単。

タッパー(ジップロック系の湧かす量にあったサイズで、、、)に少なめ(1cmくらいでしょうか?)に食塩水を入れます。
食塩水は500mLに5-10g(1-2%)、これは500mLのペットボトルに作り置きして置いてます。常温で当分腐ったりはしませんのでその辺に置いておいてOK。

そこにブラインの卵を適当量、上から降り注ぐだけ。
だいたい水面一面に薄く卵が広がる程度。あまり多く入れると孵化率が下がるみたいです。

入れた後の様子はこんな感じ↓




えっ?エアレーションは、って?

そんなの要りません。エアレーション、面倒くさいですよね~。チューブ用意したり、ポンプもこのために用意することになるかもしれません。しかもエアレーションのおかげで、塩垂れとか起こったり、、、。

この状態で軽くフタを置いて(密閉していません)、その辺に放置しておくだけ。今の季節室内温度は20-25℃くらいですので、加温は必要ありません。真冬の場合はまた考えないといけませんが、、、。

で、24時間後にはちゃんとブライン湧いています。



これは別の容器に孵化した幼生を取り出したところ。



孵化しなかった卵や殻は水面に浮いたままになっていますので、水面下の動いている幼生をスポイド等で吸い取ります。この方法でほとんど卵や殻と分別できます。孵化率はエアレーションした場合と比較したりしていないので正確にはわかりませんが、決して劣っていないと思いますし、まあ孵化率の差などは購入した全体量からすれば誤差範囲のうちかと。多少孵化率が悪かったとしても、この手軽さには適いません。


写真でブラインの動きは捕らえられませんねw



まあ、こんな感じで毎日夜にセットしては、孵化したブラインを朝、晩のみ稚魚に与えています。
ここでも、手抜きで塩抜きはしていません。そのままスポイドであげています。水槽内に塩を入れないほうがいいという方は濾し器などで塩抜きしたものをあげればいいかと思いますが、それが出来る方はエアレーションして真面目にブライン湧かすのも苦ではないのかも、、、w

多少の塩分濃度のあがった水槽は水換えでほとんど影響なくなるかと、、、。うちは90cmのオーバーフロー水槽なので水量はまあまああります。60cm標準水槽などでの給餌の場合は水量に合わせた換水するか、塩抜きしたほうがいいかもしれませんね。


あくまで、このブライン湧かし方法はアマチュアの個人レベル(頻繁に餌をやれない)で稚魚数も多くない場合のみ通用するかと思います。大量にブライン湧かす時にはやはりペットボトルタンク等を用いたエアレーションでの孵化をお薦めします。


みんな塩水に突っ込んできてブラインを貪っていますね。お腹がブラインでオレンジ色になっています。砂内に埋まったブラインも器用につっついています。




No. 126 体着

2009-06-15 | 90cmメインタンク録
先日報告しました産卵&孵化からいきなりですが、体着の話題を。

実際には孵化してから3日くらいは親が懸命に流木にくっつけていたのですが、いよいよ動き回るようになると、ディスカスミルクの登場です。といってもいわゆるミルクが見えるわけではなく、親の体表から何か粘膜っぽいものが出ているのか、それを稚魚がかじります。そのため、結果的に稚魚が親に体着するようになります。




真っ正面から見たところ。



実はだいぶ稚魚の数が減ってしまいました。
というのもメインタンクはOF水槽で、3重管の周辺にペアが陣取っていたので、危ないかな~と思っていたのですが、やはりというか、、、。一番外側の管の底付近に開いているスリットに親が擦れたんでしょうね。稚魚が吸い込まれてしまい、気付いた時には時既に遅し。ウールマットに大量に稚魚の死骸が、、、。

とても可哀想なことしました、、、。

育ててあげようと思っただけに結構凹みました。

まあOF水槽、しかも3重管で繁殖させる人はあまりいないとは思いますが気をつけなければいけませんね。で、この状態で親子を移動させる訳にもいかず(状態的にもスペース的にも移動はできず)、思い立ったのが一番外側の管を外すこと。いわゆる2重管ですね。


これです↓





で、外した方はこうなっています。パイプ内がかなりヘドロで汚いことになっているのですが、ご勘弁を、、、。で、エビが流されないようにわざとネグロウォーターファンの子株を詰め込んであります。 




底付近の水の流れが留まることが考えられるのですが、稚魚を吸い込まれないようにするにはこうするしかありません。これで、とりあえず稚魚が吸い込まれることはなくなりました。集中濾過システムを組んだディスカス飼育の場合、結構1重管(いわゆる落水管のみ)のことが多いと思うのでこれでしばらくは問題ないと思います。





オスもちゃんと子育て中です。

かわりばんこでディスカスミルクを給餌中。

すでに、ここまで大きくなってきていますのでいよいよブラインを準備しようと思います。




No. 125 ヤムンダソリッドレッド♀xジャタブロイヤルブルー♂

2009-06-12 | 90cmメインタンク録
皆さん、ペアが産卵とかするとこんなタイトルで紹介していますのでマネしてみましたw


という訳で、またまた産卵しました。一応、水草水槽でですw

実はちょっと前の話ですので、一気に紹介しちゃいたいと思います。



以前、ペアを組んでいたオスとはどうも孵化まで至らずに食卵してしまうのもあったのと、サブタンクとこちらのメインタンクで強弱の個体を揃えるためにいろいろと入れ替えていて、、、。

実は、奥にまだ2匹いる状態での産卵開始でした、、、。






けなげに卵を見守るペアはいつみても微笑ましいもんです。
さてさて、今回のペアはメスは前回と同じくやる気のあるヤムンダソリッドレッド♀なのですが、今回のオスはこの3月に導入したばかりのあまり食が太くないジャタブロイヤルブルー♂。サイズ的にもメスよりひと回り小さい(12-13cmくらい?)ので、まだまだ育成段階で繁殖なんて考えてもいませんでした。





今回も産卵場所はメインの流木の枝。前回とは別の手前側に突き出ているほうのしかも水槽前面側に産んでくれたので観察するほうはとても見やすいです。このメスも3回目くらいの産卵にして100個前後を産んでいますのでまあまあ優秀なほうだと思います。



流木に産卵って自然っぽくてなかなかいいですね。




ただ、問題なのはオスの放精能力。まだ若いのと体型的にもとても能力があるようには思えないので、無精卵かな~と思っていると、


いつの間にか、孵化しているではありませんか~。



ちゃんと孵化した稚魚たちは産卵場所とは反対側に移動させて見守っています。これは孵化出来なかった無精卵がいずれカビたりしたときにそれから稚魚を守るための親の本能行動なんだと思います。う~ん、けなげ~。

いつ見ても、この子育て行動は感動的ですね~。なかなかこんなに早くに見れるとは思ってもいませんでしたので、、、。

今回は親たちが子育てする気があるようですので、それに答えるしかないかと、、、。

なかなか繁殖させれる環境が揃っていないのですが、久しぶりにブラインでも湧かしてみるかなあ、、、。


続きはまた次回に。

No. 124 カミハタ レコルト

2009-06-06 | 器具録
先日購入したカミハタさんのレコルト。

LEDランプは初めての導入でどんな感じか?
キャンプで使うヘッドランプにはいち早く導入して使っているのですが、いよいよアクアリウム業界にも本格進出って感じでしょうか?

今回のものは3Wでとても省エネ。ただし光量もそんなに期待しておりませんが、、、。もちろん水草育てるとかそういう目的には使えないでしょう。

サブタンクのディスカス水槽の補助的なライトとして使えるか試してみたく、しかもあえてブルーカラーで。ホワイトカラーはメタハラ系のスポットライトも使っているのでだいたいイメージ出来ます。

ブルーだとどんな感じにディスカスが映るのかなあというところですが、いまいちディスカスの発色状態がよくなくて、、、。いまいちまだ評価できてません、、、。



生体のほうはまたいつかアップすることにして、今回はとりあえずランプの感じを。



ブルーランプはこんな感じになります。ランプ直下の魚はブルーに映えます。ただやはり3Wですので、それなりの光量になります。
ただディスカスたちはあまり強光量は好きではないので特に状態が良くない時はこれくらいのランプがいいかもですね、、、。

もしくは、稚魚育成中のペア水槽の常夜灯にもいいかもしれませんね、、、。

みなさんはどんな感じでお使いなのでしょうか?

もっとも小型水槽で使われている方のほうが多いんだと思いますが。



こちらはもう一つのメイン水槽の魚たち。



ボスにテリトリーを主張されていてみんな逃げ腰です。
このボスは発情中ですので、いくつかまたサブタンクに引っ越し予定です。今度は別オスを入れてペアリングさせてみます、、、。

No. 123 対面販売

2009-06-04 | 雑記録
今月から改正薬事法が施行されたらしく、薬の販売がややこしくなったみたいですね。

詳しくは興味も現実味もあまり感じていないのでまだ全然知らないのですが、何やら楽天ショップで三木谷社長が訴えているのに同意したのは覚えています。

大雑把な話をすると、これまで薬局でしか買えなかった薬をコンビニでも買えるようになるけど、いちいち説明を受けないといけなくなるらしく、またインターネットでは薬が買えなくなるらしい。


と、ここで思い出したのが、あのADAのネット販売中止の話題。

結局、今は契約店でしかADA製品は買えないんですよね??

こちらもあまり現実的な話題にはついていけてなくて、、、。



ADAの場合もなんだか表向きは説明をちゃんと出来るショップから購入していただきたく、、、云々、、といった、綺麗ごと言っているようですが、ようはネットで安く販売されては実際の店舗の売り上げがあがったりでアクア店舗を守るための対応策としか思えないんですよね~。ADA製品買うような人たちはよ~く製品の特徴や価値を知っていて買っているんだろうし(そうでないとあんな高い製品わざわざ選んで買いませんよw)、扱いに関しても下手するとショップ店員より詳しかったりするw


まあ、趣味の世界とは異なるものの、今回の薬業界の対応もなんだかネット販売のせいで薬局が潰れるのを防ごう!、薬剤師の雇用を守ろう!みたいな思惑が感じられるんですよね~。

ネットショッピングが盛んになればなるほど実店舗の存在が危ぶまれる、、、。これはなるべくしてなりつつある状況なのでしょうか。老舗百貨店も閉店に追い込まれたりしていることですし、、、。これってやはり通販で衣類とか日常生活品を安く買う人が増えたってこと?


ちなみに私は販売業系の職ではなく他人事なので勝手なこといいますが、この業種の人たちも規制に頼るのではなく、「対面販売で生き残るには、、、」とか「通販に負けない対面販売戦略」を考える必要がありそうですね。


今日はちょっと感じたことを書いてみました。



最後に一枚。緑に映えるヤムンダレッド。




No. 122 濾過槽掃除

2009-06-03 | 90cmメインタンク録
また先月もブログはさぼりにさぼってしまいました。
またちょっと前に書きためていた分をアップします。


メインタンク水槽のディスカスが急に暴れだすことが多くなり、ショップに相談すると亜硝酸塩が多くなっているのかもといわれ、そういえば濾過槽の掃除してないな~と、ちょっと覗いてみると。

ヘドロがすごい量に、、、。確かに設置後一度も触っていなかった領域でいい加減掃除しないといけないですよね。普段キャビネットの中でしかも暗いですからちゃんと見えていませんでしたが相当量のヘドロがたまっていました。

急遽、濾材を出して掃除したもので、すっかり画像に収めるのを忘れてしまい、だいぶ取り除いてから撮ったのですが、それでもこれ。



そして、この中にエビが結構入っていたのには驚き。OF水槽ですからフロー管から落ちて濾過槽内でずっと生き残っていたのでしょう。

濾材とポンプも出して、



ひと通り洗いました。


画像を撮り忘れてしまいましたが、ウェット層に入れていたドライボールを取り出して、代わりに以前に購入しておいたエーハイム サブストラットプロ5Lを導入。




これまでのこんぺいとう濾材より一回り小さかった、、、。



濾過槽に詰め込んで、、、。

写真撮り忘れてます。パソコンに取り込んだり、サイズ圧縮させたりなかなか面倒で、さぼり気味。

また近々アップしたいと思います。