それを見て、あれも良いなあとちょっと思っていました。
運動性能がかなり落ちるのと、車両感覚が変わるので、ギリギリを掠めるような走りをしている私としてはデメリットの方が大きいとそのころは思っていました。

しかしバイクパッキングでキャンプに行ったりするようになると、結局私一人しか楽しめないと言う問題が発生してきました。
幼稚園送迎や各種イベントで使用しているMINUTEチャイルドシート仕様では、子供は乗せられても荷物は全然積めなくなっています。サイドバッグを付けられなくなってしまったので。
そして、この親子の旅を見てたまらなくうらやましくなったのです。
Simply Propelled: An Introduction from Dan Clark on Vimeo.
そうなったら、もう家族で走るしかありませんので、必要なものを買い揃えるだけです。

購入したのはBURLEY D'Liteというメジャーなやつです。
このグレードは殆どなんでも有りで、サスペンションも付いていますし、アルミ製の頑丈なロールケージのような構造で、横転したくらいでは中の子供は何とも無いでしょう。
雨天でも大丈夫なように防水処理に樹脂製のクリアーカバーも付いており、雨の中でも快適に移動できます。ライダーは大変ですが。

クリアーウインドウを巻き上げるとメッシュになっており、子供が外に手を出したり、物を投げたりも出来ませんし、当然蚊も中に入れませんので、相当快適な空間です。

なんと可動式のサンシェードまで付いています。本当に快適な移動空間ですよ。私が乗りたいです。

中はこうなっとります。
5点式シートベルトでバッチリ固定され、子供2名が乗ることが出来ます。
身体は触れ合ってしまいますが、快適そうでした。けんかもしませんし。

サイドはスモーク処理された窓ですよ。
王室のご子息が乗るんじゃないっての。って思いますが、数10km走ろうと思えばどれほど快適でもかまいません。
フレーム剛性は非常に高く、全然不安感が無いんですよ。

5段階調整式のサスペンション装備、シートもフローティングしているので、路面からのショックは全然無いみたいです。
アジャストも非常に簡単で、よく出来てますよ。

心配なのは唯一この部分です。
BURLEY側が問題なのではなく、5mmクイックのシャフトの強度が心配です。
このバイクではなく12mmスルーのバイクに取り付けたいと思います。
ナット止めタイプやスルーアクスルタイプじゃないと牽引は危ないと思いました。
ちなみにいざと言うときの脱落防止ベルトはジョイント部分が写るように外してあります。
通常は万が一アクスル部分に何かあってもベルトでバラバラにならないようになっていますが、リアホイールが脱落するでしょうからどっちにしても5mmクイックは強度的に不安があるのでスルーで使用したいです。

そして最後にトランクの容量のでかさを見ていただきたいと思います。
ロディがらくらく入る容量があります。ランバイクも入ると思います。
この容量があるので、家族のキャンプ道具を入れられると思ったのです。
注意点としては、トレーラーを牽引すると完全なる軽車両になり、どんな理由があっても歩道は走れません。完全に原チャリと同じ扱いになります。
そして、意外と幅があるので左には全然寄せられません。
今日は走るたびに擦ってしまいました。
路側帯だけでは駄目で必ずはみ出す感じですね。
走行には重々注意が必要です。