歴史学では「歴史のif」には厳しい眼が多いのですが、自然科学ではそうでもないようです。なぜでしょうか? . . . 本文を読む
本ブログでの架空世界カテゴリーのいくつかの記事で書いてきたように、私はリアルに設定された架空の世界や架空の歴史というものが好きです。架空の歴史でも、一部のフィクション(いや多くのかな?)のように科学的には起きそうもない事を入れたりせずに、正しく証明された史実と科学的推論[*1]だけを使って構成した架空歴史には学問上の意味もありそうに思えるのですが、「歴史にifはない」という言葉も広く流布していま . . . 本文を読む
映画やアニメならいざ知らず、書物形態の推理小説では探偵が犯人に向かっていわゆる決め台詞を吐くという場面はあまりないようです。確かにポワロにしてもクイーンにしても最後に真犯人に向かって真相を指摘するという場面は多いのですが、「犯人はお前だ」みたいな定型的セリフは使っていないように思います。意味としては「犯人はあなたしかいないのです。」などに該当するセリフはでてきますが。 . . . 本文を読む
ボブ・ディラン氏へのノーベル文学賞授与に好意的な見解の中で、おもしろいことを書いていた人がいます。「書かれた言葉」と「音声としての言葉」の関係が遠くギリシャの時代のように等価に戻っていく時代の曲がり角を象徴しているのではないか、との見解です。 . . . 本文を読む